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SAW4 [映画[2007]]

出演:トビン・ベル、スコット・パターソン、ベッツィ・ラッセル、コスタス・マンディラー、リリク・ベント他

監督:ダーレン・リン・バウズマン

原題:SAW Ⅳ                                   2007年 アメリカ

ソリッド・シチュエイション・スリラーの先駆け的シリーズの4作目。
前作で死亡してしまったジグソウからの新たな挑戦状?というか、続いてたってやつ??


ケリー刑事の無残な死体が発見された。彼女はFBIの連絡員をしていたために、捜査にはFBIも干渉してくる。その彼らはケリー殺害現場をひと目見て、ジグソウ&アマンダ以外の何者かの関与を指摘する。

一方仲間を次々と殺害されジグソウ逮捕への執念の塊と化したリッグ刑事に、魔の手が忍び寄っていた。休暇を取るようにと諭す上司の忠告を無視した挙句、彼は何者かの仕組んだなぞなぞゲームに強制的に参加させられる羽目に。

何者かに襲われ自室のベッドの上で目覚めたリッグ刑事に、ジグソウからの挑戦状が用意されていた。お決まりのテレビ画面が映し出され、そこには失踪中のエリック刑事と、先程まで警察署で話をしていたはずのホフマン刑事が映っていた。そしてメッセージが・・・・
メッセージに導かれるまま、リッグはエリックらを助ける為にジグソウの罠の中へ足を踏み入れてゆく・・・・・

展開を推測できちゃう記述が含まれてる可能性が大有りなので、以下ネタバレを望まない人は読まないほうがいいと思います。


もう出血大サービスよ。
痛くてグロい映像がこれでもか~と畳み掛けるように襲ってきます。が、でもそれでも、今回はよりジグソウ=ジョン・クレイマーの人間性というものが垣間見れたような。
徐々に明らかになる被害者同士の関係。繋がりつつある点と線。見えてくれば見えてくるほど、事件は深みを増してゆき、犠牲者の数も増え続ける。
『終わらない』っていってたし、いったいどこまで続くの???だって、ジグソウ解剖されちゃってたよね?

もう、その初っ端の解剖シーンがとんでもないです。検死官の人は淡々と作業を進めてゆくんですけどね。
頭皮べろ~ん...とか、Y字切開された胴体をパタンパタンと観音開きにしちゃうとか....今回も食事をしながらの観賞はおすすめできません。もう、音とかが・・・・・
そんで、自分の胃袋の中にメッセージ隠してるし。(ほんとうは、頭蓋をカパっと開けたら何かが飛び出す!とかを期待してたのですが、さすがにそれはなかった。仕込む時間がないよね~あはは)
(それにしても、蝋で固めて防水&飲み易い加工を施したカセットテープですが、あんなの飲み込めるの?小粒の薬でさえ嚥下できないこともあるっていうのに、あれって決死の飲み下しだよね。あそっか、死ぬ間際だったんだもんね。最期の力を振り絞ったのかな~)

今回は凝りに凝ってる機械というより、痛みが想像できちゃうタイプの装置が多かったような・・・。あのモーテルのレイプ犯の仕掛けはいつも通りの機械仕掛けって感じでしたが、“髪の毛ぐるぐる”とか“包丁の小型スウィング・ドア”とか、想像できません?
だからといって残虐性が小幅になったか?というとそうではないです。

これ、毎回思うのですが、時系列がわかり辛いですね。ポンポンと飛ぶし、メインで進んでいるかと思いきや、いきなり最初に戻ってたりもするし。酷い時には前作に戻ったりしてませんでした??全作品を並べた上で、じっくりノートでもとりながら観ていかないと、よくわっかんないよー・・・
でも、残虐一辺倒でないストーリーに惹き込まれるので、また観たくなる。ジグソウは観ている者たちを一体何処へ連れて行こうとしているのだろうか?帰着点はどこにあるのだろうか?もう既に・・・ジグソウの仕掛けたナゾナゾ地獄に陥ってます。

話が見えてきた、というか、ずっと行方不明だったエリック刑事の所在がはっきりしたせいなのか、今回のはストーリー的にいっても「ゲーム」の面からいっても、満足のゆく出来だったと思います。ただし、これを観る前に前作の確認作業はしておいた方がいいですね。説明なしに画面に出てこられて、ちょっと間『あんた、誰?』な亜空間に飲み込まれてしまいそうになるので~。一度飲み込まれたら、現実に戻ってくるあいだに話しがどんどん進行しちゃって、追いつけなくなりそうです。
あぁ次回作がとっても楽しみだわ~。

 

エンディング?にかかる曲、X JAPANのなんですね。曲の感じとか、高音域の透き通るような声とか、なんか似てるな~って思ってたら、そうだったみたい。よく日本版エンディングのみ担当とかはみかけますが、これって全世界配信版ですよね?再結成してこれで世界デビューなんですね~。

 

 毎度思うけど、ライオンズゲイト、懐深すぎです。


スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ [映画[2007]]

出演:伊藤英明、佐藤浩市、伊勢谷友介、安藤政信、堺雅人、小栗旬 他

監督:三池崇史                  2007年度作品

源氏と平家の争いを、大胆にもウェスタンに焼き直ししちゃった物語。

・・・・・もうこれ以上説明するの・・・難しいんだけどー・・・・・まぁ、そうゆう物語です。


舞台は壇ノ浦の戦いから数百年後の根畑(ネバタ)の寒村湯田(ユタ)。
幻の埋蔵金を求めて有象無象の輩が入れ替わり立ち代わり現れては村の土地を掘り返し、誰もが謀略無人の限りを尽くしていた。そんな湯田に突如現れた赤い軍団“平家ギャング”。村人たちは(平家の落人村だった)天の助けかと色めき立つが・・・彼らも埋蔵金目当てで、前にも増して謀略無人の限りを尽くしきっていて、村人にはもはや望みなど無に等しい状況に。

そんな彼らの前に、新たに現れた白い軍団“源氏ギャング”。が、彼らの目的もやはり埋蔵金だった。

そんなこんなで、赤と白、平家と源氏入り乱れての血で血を洗う争奪戦が始まった。

そんな取り込み中の湯田に流れ着いた謎のガンマン。彼は目的も素性も明かさぬまま、彼らの戦いの渦中に自ら足を踏み入れていき・・・・・


タランティーノやロドリゲスの仲間になりたいんだろうな~...っていうのが観て最初に思ったこと。でもそんな彼(監督)の思惑と製作側の思惑がちょっと合致してなかった感が・・・・・ちょっぴし空回り?
ていうか、もう既に仲間なんじゃないんでしょうか?三池監督、ホステルに出てたし、タランティーノも 仕返しに お返しに楽しんで出演してたし。

邦画のレベルとしては、これは殻というか壁というかをぶち破っていて良かったと思うのですが・・・・・・・もうちょ~っと粉々に割れてれば尚良かったのに。完全に役になりきって楽しんでくれたら・・・・・なりきって楽しんでたのって、、、塩見三省さんだけ??(笑)もう画面に出た瞬間そのなりきりっぷりにぶはっっと笑っちゃって、その後も画面に出る度にプルプル小刻みに震えてしまいました。

棺桶を引きずってるとこなんか、『ザオリクしとく?』って感じで、むちゃくちゃ楽しめました~。(媒体が違います)

香川さんも良かったんですけどねぇ。もうちょ~っと殻をね~。
桃井さんもね、良かったんですけどね。もっともっと過激にガンガンいってくれれば。
木村佳乃さんもこれまでのイメージを一新してたようですが、ダンスがなんともいえなかったような・・・
伊勢谷さんは・・・窪塚に見えた(笑)。それはいいとして、かっこよくクレイジーに演じていて良かったです。まぁ欲を言えばもうちょっと・・・(笑)。とにかく、あのボワボワヘアを早急に真似したいです!!
石橋貴明はまぁいつもの調子なんですが・・・いない方が良かったのか、これが持ち味ってことで良かったのか・・・。
佐藤浩市さんは、面倒くさげなトコが良かったと思いますよ。やはりベテランなので、おちゃらけた役でも巧いと思いました。でも、できればもうちょっとー・・・(笑)
田中要次さんは、出てきてかなりすぐくらいにやられてましたよね。あのやられ方はナイスでした。芸達者な役者さんなんですが、どうしても『殺られる役』ってイメージが定着しちゃってて・・・(笑)はい、呪怨のイメージですね。

衣装が良かったですね~。和風なんだけどウェスタンで、いい感じにボロボロで。どちらかというと、源氏の方がセンスが良かった気が。だって、佐藤浩市さんのスタジャン・・・すごいセンスなんだもん。
あと、村の名前も良かった。根畑(ネバタ)の湯田(ユタ)村だよ!!合併したうえに村に格下げ?!ユタっ!!

ダメ出し連発ですが、まぁ面白く観れましたよ。ちょっと意味がわからなかったけど(笑)


ふた昔前の西部劇のような場面展開に全編英語のセリフ、そこにしゃれっ気狙いで入れた北島さぶちゃんの歌う演歌・・・
この狙いは・・・外れたんですよね?売れてないですよね??まぁどっちでもいいけどね。

ジャンゴ~さすらい~ 

 


観たのだいぶ前なんですが、これ書いてたらすき焼きを食べたくなってしまいました。


犯人に告ぐ [映画[2007]]

出演:豊川悦司、石橋凌、小澤征悦、笹野高史、片岡礼子、井川遥松田美由紀 他

監督:瀧本智行

原作:雫井修介 『犯人に告ぐ』 双葉社・文庫版 上下巻

ほんの少しの気の緩みから犯人確保に失敗し、果ては犠牲者まで出す結果となってしまった事件を境に、背中に重い十字架を背負い生きてきた壮年の刑事が新たな事件を受け、執念ともいえる捜査で6年前の借りを返すがごとく犯人を追い詰めてゆく。


誘拐事件の指揮を任されたが、綿密な計画の末最後の最後に失策を喫し、被疑者の拘束はおろか被害者の保護にも失敗してしまった中堅刑事、巻島。その後の記者会見でも大失態を演じ、もはや彼の刑事人生にも幕が降ろされたかに見えた。
その事件から6年後、またもや同じような誘拐殺害事件が巷を賑わせていた。
半年近くが過ぎても何の進展も見られない事件に、新たに本部長として着任した曽根がメスを入れる。

大胆にも曽根は、あの事件後に移動させられた足柄署で、くすぶっているかと思ったら意外にも刑事として冴えた捜査実績を残している巻島に目をつけ、捜査責任者として指揮を執ってくれと申し入れをする。この2人、浅からぬ因縁を抱えていた。前回の事件に共にかかわり、共に地方に飛ばされるという境遇にあったのだ。が、曽根はキャリア組。しかも上昇意識がめちゃくちゃ高い。このような仕打ちごときにへこたれるタマではなかったのだ。見事県警本部長として返り咲き、更にもう一花咲かせようと息巻いている。
その曽根が巻島にやらせようとしている捜査は、マスコミを利用した『劇場型捜査』で、テレビ放送を通じ犯人に語りかけ、なんらかのアクションを待ち、それをきっかけに事件解決にまで持ち込みたいと考えたのだ。前回の一件でマスコミの怖さを熟知している巻島ならば、そのマスコミを逆手に取り、果ては犯人をあぶりだす事にもつながるかも?という一縷の望みに賭けたのだ。
もちろんそれは巻島の手腕を見込んでのことでもないし、捜査の早期解決を真に願ったことでもなかった。すべては自分の為。

そしていろいろな人・思いを巻き込んで、事件は動いてゆく・・・・・


やはり原作の設定やなにやらをまるごと実写化するわけではないんですね。トヨエツではちと若すぎるかな?と思ってたら、やはり主人公の設定に変化が。役者の歳に合わせる形で微細な変更点がみられます。
原作では主人公の娘が出産するっていうものでしたが・・・なのでもちろん父親であるトヨエツは、娘の持病のことを熟知しているわけでして・・・。オロオロとはしていたとしても、覚悟というかそういうのは出来てたという印象でした。
それより、妻が心臓が悪いことを知らなかったというのは・・・ありえます?妊娠した時点で医者が家族を呼んで告知するはずですが?それとも、家族を代表してトヨエツの妹が説明を受けて、奥さんに口止めをされてたとか?んむむ・・・・・そこらへんの辻褄あわせもしっかりしといてほしかったなと。
原作の奥さんは旦那の仕事というものを熟知しているのかそれとも諦めているのか、わがままな反応などなかったんですが・・・。演ずる役者さんの持ち味ってことなんでしょうかね?松田美由紀が演じると、どうしても自分本位な人物像が出来上がってしまって、そういうふうに見てしまいました。

あと、視聴率合戦をし烈に繰り広げてた報道番組2社、もちろんトヨエツ本人が出演している方が勝ちなのですが、負け組みの方、植草と裏で組んでかなりの醜態をさらすという筋書きなのですが・・・・お灸の据えかたが足りないですよ。原作ぐらいグサっとえぐってほしかったな。だって獅子身中の虫(植草のこと)を疑似餌でおびき寄せ、それを使って植草だけでなくそれに乗っかって胡坐をかいていたマスコミの連中も一発で叩き潰すっていうシナリオなんですよ?どうしてあれ入れなかったのかなぁ・・・時間が足りなかったのかな??あれってけっこう見せ場だったのに。
それにしても、負け組みの方のキャスター役をしてた片岡礼子さん、巧いっ!!

トヨエツの『今夜は震えて眠れ』のトコはとてもよかったです。彼は声が渋いですよね~。
もちろん、演技も巧かったです。原作を読んでる時点で、彼が巻島役をやるっていうことは判っていたので、読んでる最中は意識はしませんでしたが、設定が少し変わったこともあってか、すんなりと「巻島」を自分のものに出来てたように思います。

あと、嶋田久作が良かったです。ほんのちょこっとの出演でしたが、できればもっともっと出ててほしかった。顔だけで凄味が出せちゃう役者さんなんてそうそういないでしょ?!(久作さん...剣八さまにすごく似てるんですが・・・まさかモデル?)

植草は・・・・・なんというか、小っちゃい(その上似てない)石原裕次郎?っぽくて、笑えた~。できればもっとフツーにかっこいい人を使えばよかったのに。
でも、小道具:【薬用リップ】 の使い方があまりにも気持ち悪くて(笑)インパクトがあって良かったと思います。

原作の原作の・・・・・って言ってたら、『だったら観るなよ!』ってなことになってしまうので、それとこれとは別モノで考えなければいけないですね。「読ませ方」・「観せ方」の違いもありますし。
でもね、2時間で描ききるには限界がありますので、エピソードの隙間を埋める意味でも、原作は一読したほうがいいかも。
もちろん、映像化にも良い点はありますし、一概にダメだと言ってるわけでもないので、そこらへん大目に見てね。


ただ・・・あの最後のシーンは必要だったのかしら??と思うのですが・・・・『かっっ』っと目を見開く意味は何処に?


面白いので、すぐ読めちゃうヨ!

犯人に告ぐ 上 (1) (双葉文庫 し 29-1)

犯人に告ぐ 上 (1) (双葉文庫 し 29-1)

  • 作者: 雫井 脩介
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2007/09/13
  • メディア: 文庫

犯人に告ぐ 下 (2) (双葉文庫 し 29-2)

犯人に告ぐ 下 (2) (双葉文庫 し 29-2)

  • 作者: 雫井 脩介
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2007/09/13
  • メディア: 文庫


キングダム 見えざる敵 [映画[2007]]

出演:ジェイミー・フォックス、ジェニファー・ガーナー、クリス・クーパー、ジェイソン・ベイトマン他

監督:ピーター・バーグ

原題:THE KINGDOM                     2007年 アメリカ

自爆テロの犠牲になったFBI捜査官の敵討ちをするため、表立って動こうとしない両国政府の面々を押しのけて果たそうとする、捜査官たちの戦い。
でも、ただのヒーローフィクションものではなく、とてもリアルにとても淡々と事件を見つめています。とても重い作品。でも、とても面白い作品です。


サウジアラビアの外国人居留区で起きた自爆テロ事件。卑劣な計画により死傷者300人以上を出し、どうやらサウジの国家警察内部にも内通者がいて、事件にからんでいるもよう。9.11テロのこともあるし(ハイジャック犯19人中15人がサウジ人だった事実)、自国の威信のためにもサウジ側は捜査に消極的に。石油の利権やらなにやらでデリケートな関係を壊したくない当のアメリカ側も、徹底的な捜査には消極的である。

が、犠牲者の中にはFBI捜査官2人が含まれていた。
いつもの自爆テロでした、な報告に納得のいかない捜査官が、目には目をの精神で裏から手を回し、どうにかこうにか5日間の現地捜査の権利を得る。
米国人が標的になっている今、その国に潜入するということは、背中に的をしょって歩くようなもの。入国してもろくな成果も上げられないどころか、新たな標的となり必ず殺害されると思われることから、司法長官はあからさまに反対の立場をとり、暗に最終通告のようなものをFBI長官に突きつける。

捜査を受ける側ももちろん一枚岩ではなかった。常に裏切り者の影がちらつき、誰に対しても安心して背中を預けられるという状況ではない。捜査協力もクソもあったものではないのだ。
ついでに国家警察の威信にかけても、他国の捜査官に事件を引っ掻き回されるなんていうのは、絶対に許されることではなかった。その為に、捜査官たちは苦労して入国したにも拘らず、自由に捜査することも叶わずイライラを募らせてゆく・・・

そんな彼らのあずかり知らぬところで、事は彼らを巻き込んで進んでゆく・・・・・

 


うわぁ・・・ジェイソン・ベイトマンが居るよ~。しかもシリアスな作品に出てるし。
彼はベン・スティラーの『ドッジボール』でいい加減な実況?解説?を軽いノリで演じていた人です。あのいい加減な印象が強いせいで、おちゃらけた笑えない暴言を吐くたびに、あの映画を思い出しちゃって・・・・(笑)
でもシリアスといっても、彼の役は『テロリストに捕まっちゃって喉に三日月刀を押し当てられて公開処刑されそうになっている、、、』というバカみたいに危機的な状況なので、いつものハイなテンションでもなんら不自然な感はない。
そういえば、この作品の監督をしているピーター・バーグとは、超絶おちゃらけ映画『スモーキン・エース 暗殺者がいっぱい』で共演してましたねぇ。あの時の役柄もバカっぽかったけど一応弁護士だったし、今回はFBIスペシャル・エージェントだし、確実に出世してますね。
あれれ...ジェレミー・ピヴェンまでアメリカ大使館員役で出てるよ。彼は『スモーキン・・・』の“エース”じゃないですかぁ・・。あれ?これってシリアスものじゃなかったの?????

クリス・クーパーがこれまた好い感じで~。上のベイトマン演ずるレビットは言い出しっぺだからということで無理やりサウジに連れてこられたっていう感じですが、クリス・クーパー演ずるサイクスは、現場に行きたくてうずうずしてたって感じで良かった。肝が据わってるんですよね~。もうかっこよい。

ジェイミー・フォックスもジェニファー・ガーナーもとてもよかったですよ。
特にジェニファーの怒りと恐怖と戸惑いをまぜこぜにした演技は迫力&説得力があり良かったと思います。

サウジ側の人達は・・・・・・・すみません、全員同じに見えちゃって。最初上官?に殴られてた人と、その上司と、殴ってた上官の区別が全然つかなかった(苦笑)ついでにいうと、王子様も。
でも、それぞれ難しい役どころを巧く演じていて、良かったと思います。特に捜査協力というか監視役というか、FBI捜査官側に付くサウジ警察の大佐役をしていたアシュラフ・バルフムが巧かったです。彼は『パラダイス・ナウ』に出てたみたいですね。あぁ観のがした作品だよー・・・(涙)

そういえば、中東とかに限らず、要人が移動する時って『あの車』ですよね??黒塗りの大型SUV。あれはもう・・・決まってるものなのでしょうか?どの作品を観ても、毎回あの車種ですね。狙ってくれっていってるようなものですよね??
で、その車列が爆弾搭載ベンツに自爆られた時、捜査官たちの乗ってる車の後ろに付いてた護衛車が車間を空けましたよね?あれって彼らがグルだったってことなんでしょうか?そういうことですよね。それでフルーリーは何かあるって勘付いたわけですし。ってことは、警察内部に巣くっているテロリストの影というのは・・・影でなく実体化しちゃってるってことなんでしょうか?もしかして現実も?


サウジってすごいよ。RPG(ロケットランチャー)?って、普通の家に普通に常備されているものなんですね~。フツーの家の窓やらなにかから撃ち込んでましたよね?それも1つや2つじゃなく。こちらでいう懐中電灯のノリでしょうか?
テロリストの拠点とされる地区だったから特別なのでしょうか?しかもアレって命中させるの難しいらしいですね。撃つ前にボトリ...と落ちちゃったり、その上それが暴発しちゃったりするらしいです。劇的に使えない武器ですねぇ。劇中でも至近距離から撃ってるのにもかかわらず、全部ことごとく避けられてたし(笑)、反対に自分達の家に撃ち込んじゃったりしてたしね(笑)・・って笑ってる場合じゃなかったよ。そんなのでも、あちらでは必要不可欠なんでしょうね。真面目に。

自爆テロ用の武器?を製造している場面があるんですが・・・・・・・殺傷力を高めるためでしょうが、釘をどっちゃり仕込んで、更にきれいなビー玉までも詰め込んでました。それを家庭内手工業よろしく、もくもくと製造してゆくのですが・・・あれだけの統率力と作業集中力があればもっと生産的なものも容易にできるのではないかと。力を発揮する方向性が、おもいっきし間違ってます。


冒頭、FBI捜査官が犠牲になった・・・という場面で、フルーリーがジャネットに耳打ちした言葉、『皆殺しにしてやる・・・』。
時を置いて、彼らが敵を討ったときに敵のボスが孫娘(女の子でしたよね?)に耳打ちした言葉も同じだった・・・・。これが負の連鎖なんですよね。どこまでもどこまでも仇討ちが続いてゆく・・・・・。断ち切ることなんかできないんですよね。あちら側はアッラーの威信がかかっているし、こちら側には世界をリードしているというアメリカの威信がかかってるし。

死と隣り合わせな状況で育っていないので実感が湧きにくいのですが、特定の神を持たない、宗教に対する考えが浅い者には到底解りえない状況です。病院などで繰り返される肉体を蝕む死ではないですからね。命の重さとかそんな単純な物言いでは推し量れない重さが、彼らの考え?信仰?にあるみたいですし。そんな中にノコノコ出かけて行っても何も変えることなんか出来ないし、またそうすべきではないですし。彼らには彼らなりのスタイルってものがあるし。
中東方面は行ってみたい地域なんですけど・・・。ちょっぴり安全なところで、UAEなんてどうでしょうか?


パーフェクト・ストレンジャー [映画[2007]]

出演:ハル・ベリー、ブルースウィリス、ジョヴァンニ・リビシ、リチャード・ポートナー他

監督:ジェームズ・フォーリー

原題:PERFECT STRANGER                        2007年 アメリカ


新聞記者が主人公ってことで、社会派サスペンス??ってことではないんだけど、幾重にも張り巡らされた疑惑の輪の中での真犯人探しゲームのようなもの。もう全員怪しい。


新聞記者のロウィーナは、時間をかけて追っていた上院議員に関するスクープを、あと一歩のところで逃す。それもこれも、資金力&影響力のある議員に会社側が丸め込まれてしまったからだ。会社のやり口に我慢ならなくなったロウィーナは、退職を宣言してその場を飛び出してしまう。

そんな彼女を追ってくる影が・・・・・。それはロウィーナの幼馴染であるグレースだった。彼女はロウィーナに大企業の社長に弄ばれた話をきかせ、そしてこれから復讐のために彼の元に乗り込むつもりであるといい、証拠になりそうな資料一式を敏腕スクープ記者であるロウィーナの手に残し去っていった。

それから数日後、グレースの変死体が発見される。
最後に生きている彼女に会ったのが自分だとわかり、自責の念に耐えかねたロウィーナ。犯人はどう考えても彼女が最後に会いに行ったであろうヤツしかいない。ロウィーナは決死の覚悟で、同僚のマイルズの助けを借り、大企業の社長に近づく為にある作戦を考え付く。

そして巧いこと企業内に派遣社員として潜り込んだロウィーナは、社長との距離を縮めてゆき、核心に迫ろうとしていた・・・


とてもパーフェクトな騙し技で。単純な私は見事に騙されてしまいましたよ。まさかね.....(笑)

でも、超完全犯罪だったのに、最後の最後でボロが出てしまいそうですね。突発的だったから仕方ないことですけど、ああいった事から、完全犯罪はほころんでゆくのですよね。
でも、どうにもこうにも同じような奴等ばかりが集まりますよね。やはり類は友を呼ぶということなのでしょうか?一難去って又一難ですからね。なんかキリがなさそう。どこまでもどこまでも同じように脅迫者が現れ続けるのねっ!!そんでもって脅迫者とのイタチごっこが永遠にループするのよ~~~・・・って、別の物語になってるし(笑)


思い入れのある役者さんも出てないし、気楽にみようかねぇ・・・とか思ってたら、ジョヴァンニ・リビシが出てた。
あの、ひねくれ顔というかやっかみ顔というかそのような表情を演らしたら天下一品の彼。もう、いやらしー役を飄々とこなしていましたね。
顔が似ているというか雰囲気?背格好?ジョヴァンニさんって、リンキンのチェスターに似てる、って観るたびに思うのです。

検死官ビル役のジェイソン・アントゥーン(Jason Antoon)?がこれまたツボでして。彼はなんでもない役柄を魅力的な役柄に昇華させる魔術師ですよね。・・・とか言ったらいいすぎですが(笑)もう毎回アクの強いお顔が強烈にインパクトを与えてくれて、物語が締まるスパイス的な活躍で、私の脳裏にばっちり焼きついて離れてくれません.....濃すぎですよ。

 


パンズ・ラビリンス [映画[2007]]

出演:セルジ・ロペス、マリベル・ベルドゥ、イバナ・バケロ、ダグ・ジョーンズ、アリアドナ・ヒル他

監督:ギレルモ・デル・トロ

原題:Pan's Labyrinth                        2006年 スペイン・メキシコ

アカデミー賞で話題になった作品、ようやく観れた。

物語は、スペイン内戦後の混乱期を背景にしたダーク・ファンタジー

オフェリアは童話が大好きな女の子。ある日彼女は母親と連れ立って、山奥に駐屯する新しい父親の元へ旅をすることになりました。臨月の母を傍に置き、自分のもとで出産させるために、新しい父親となるビダル大尉が無理やり旅をさせたのです。慣れぬ長旅と悪路のせいで、母親は度々休憩をしなければなりませんでした。
そして何度目かの休憩の時、オフェリアは森の中で足元に転がる不思議な石と不思議な昆虫を目にしました。

会ったことの無いビダル大尉に対し、恐れとも憧れともつかぬ感情を抱いていたオフェリアのほのかな希望は、瞬く間に拭い去られることとなります。初対面の際に冷めた眼でねめつけられたオフェリアは、これから先の生活に対し言い知れる不安に抱かれました。
その日の夜、そんな彼女の枕元に、道中出会ったあの不思議な昆虫が現れたのです。誘われるままに森の迷宮へと導かれたオフェリアは、そこで魔法の王国の入り口を守る、自称“牧神”パンと出会います。

パンは、オフェリアこそ遠い昔に地上に出て行方不明になってしまった魔法の王国のプリンセス・モアナだと言う。そしてそれを証明するために、オフェリアには3つの試練が用意されていると。それを乗り越えられた時、オフェリアはモアナに戻り王国への帰還を果たすのだと。早速オフェリアは試練に挑むことになるのだが・・・・・


この門番?“パン”を演じてる人、こういった特殊メイク系の出演が多いみたいなのですが、あのシルバーサーファーも彼のようですね。おっと、本作中の手に目玉がある怪物ペイルマンも彼でしたねぇ。実際の彼、なかなかいい男です。(シルバーサーファーはほとんど『素顔』で出てたんですね~)
悪ともお笑いともとりかねる独特の動きで、『もしかしたらワナかもよ??大丈夫か??』とハラハラさせられてしまいました。ほんと巧いっ。

このビダル大尉が巧いんだ~。もうすっごく憎たらしいの。ほんの時折人間性の欠片?を垣間見せますが、それでもこの人冷酷すぎます。そして、この役者さん巧すぎます(笑)

レジスタンス軍を拷問するところとか、ヒトラーを彷彿とさせる容貌とか、子供に対する理不尽さとか・・・残酷な描写が多いのですが・・・やはりこれにはファンタジー的要素がたっぷり。シビアな現実からの逃避、というアン・ハッピーエンド系お伽噺のお約束をベースにしてます。なのでお子様が観てもだいじょうぶね。あ、でもPG付いてるけど(笑)
色の使い方がやっぱPGなんですよね。なんかよくわからん言い方ですが(笑)、なんというか・・・子供向けではない色使い。スモーキーな感じだからかな?
でも、物語の性質上、ヴィヴィッドな色味にしなかったぶん、幻想感が増していい感じだったとおもいますよ。

カエルの巣でのドロドロ&昆虫とか、あまりつまみたくはないご馳走の山とか、怪物の極端なグロテスクさ加減とか、もうすばらしすぎる~。現実と幻想の境目がはっきりしているので、その対比がとてもよかった。


新たな世界の住人になるためには、今いる世界を捨てなければならないんですよね。理屈ではわかっても、両方の世界で幸せになってほしい、という都合のいい願望をもってしまいます。でも、いつの世もおとぎ話っていうのは残酷なんですよね。その残酷さがあるからこそ、物語の純粋さが際立つわけで・・・・・

リアルな史実が傍にあるし。
私にはちょっとキツかったですが、これはスペイン語の練習にも・・・・なりそうよ?

 

第79回アカデミー賞『撮影賞』『美術賞』『メイクアップ賞』を受賞しています。
公式HP--→ http://www.panslabyrinth.jp/


サン・ジャックへの道 [映画[2007]]

出演:ミュリエル・ロバン、アルチュス・ド・パンゲルン、ジャン=ピエール・ダルッサン、パスカル・レジティミュス他

監督:コリーヌ・セロー

原題:Saint Jacques...La Mecque                   2005年 フランス

徒歩でつづられるロードムービーです。
フランスのル・ピュイからスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの1500kmに及ぶ巡礼路を、極端に仲の悪い3兄姉弟をはじめとして様々な問題を抱えた人々が一緒になり、ゴールを目指し旅をする物語です。


とてもとても仲の悪い3兄姉弟。兄は会社経営で大成功を収めている。秒単位でせかせかと仕事に打ち込み、家庭の問題を棚上げして問題に気づかない振りをしとおしていた。姉は夫が失業中のため、教師として奮闘しなんとか家計を支えていた。弟はアルコール漬けで家族に捨てられ、毎日ふらふらのらりくらりと生きているだけの、やる気の無いダメダメ男だった。
そんな3人の元へ突然舞い込んだ、遺産相続の話。自分達の母親がかなりの資産を残しており、それを子供たちが相続するには、ある条件を満たさなければならないというのだ。その条件とは、3人揃って巡礼路を歩くという一見単純そうなものだった。が、距離は1500km。ちょっとやそっとじゃ成し遂げられない、実現不可能ともいえるものであった。特に彼らのようにお互い憎しみあっている間柄の人達には。
だが、彼らはその場のノリと弾みで、不可能と思われる事柄に挑戦することを選択する。
仕事人間である兄のピエールは、そもそも遺産なんかには何の興味もなかったのだが、いやいやながらも参加することに。
姉のクララは、夫が失業中であるので勿論お金は欲しいが、ヘビとマングース並みに天敵同士である兄のピエールと一緒に旅行(?)するなんて、絶対にイヤなのだが、いやいや参加することに。
弟のクロードは、もともとな~んにも考えてないので、言われるままに集合場所へと「手ぶらで」のこのこ参上する。

そんな彼らと共に旅をするのは、楽しいハイキングの延長みたいなものと見くびって参加した女学生2人組みと、彼女を追って参加してきた男の子と、その男の子に「メッカにいける」と騙され、2人分の参加費まで母親に無理やり支払わさせて付いてこさせられた従兄弟の男の子、頭にターバンを巻いた旅なれた風の陰のある女性。それにベテランガイドのギイも入れて9人の大所帯が、それぞれの思惑を乗せて長い長い旅路に足を踏み出します。

 


最初はギスギスしすぎる3兄弟が目障りなんですが(笑)、最後にはとても温かな気持ちになれる作品です。諸問題の入れ方も自然ですし、登場人物ひとりひとりの描き方もお見事ですし。無理がないんですよね。
そのうえ徒歩での行程ですので、はやることなくじっくりと設定の中に浸れるのもいいです。

それぞれの気持ちの変化とかがとても自然に織り込まれているし、問題が噴出しても皆で支えあって解決しようとする姿勢がいいです。

ラムジィ、大丈夫かしら?とおもったら、きちんと最後までフォローされてるし。簡単に癒える傷ではないけど、肝っ玉母さんのクララが傍に居れば、きっと大丈夫ですよね。
ほんと、クララの変わりようったら、とっても素敵な演出です。

遺産相続の条件も、全行程1500kmではなく、スペイン国境まででオッケーだったのですが、その時とった3兄姉弟の行動も素敵でした。このお母さんの思惑?が、もうぴったんこはまるんだな~。ほんと微笑ましい。


徒歩の旅って、楽しそう。
荷物は重いし足は痛いし、この長男のようにお抱え運転手を従えたくなっちゃうかもしれないけど、でも慣れたら楽しめそうです。


実際に巡礼路を歩いたという人の手記で、皆と同じように歩いたのにもかかわらず、日本人(東洋人?)ということで、コンポステーラ(証明書のようなもの。スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラにてもらえる、徒歩もしくは自転車にて走破したことを証明してくれる書類のようなもの。普通ならば特別な質問もなく、申請すればもらえるはずのもの。)をもらえなかったという事が書かれていました。この人は実際にキリスト教徒ではなかったのですが、貰っていた人の中には全然別の宗教の人も居たということで、長い歴史がある宗教であるにもかかわらず、無意味な狭量さが目立ってしまってるなぁ・・と感じてしまいますね。
劇中でも、イスラム系(勿論、イスラム教徒)に対しての対応が同じような感じでしたし。
なんだかなー・・・ですね。

それはさておき、とにかく笑って泣けるストーリーなので、おすすめです。


あぁ、むちゃくちゃご無沙汰してしまいました。
別に病気だったとか、仕事が忙しかったとか、そんなことは全然ないんです。ただ暑くてぼーーーっとしてました。すみません。


ザ・シューター 極大射程 [映画[2007]]

出演:マーク・ウォールバーグ、マイケル・ペーニャ、ダニー・グローバー、ケイト・マーラ、イライアス・コティーズ他

監督:アントワーン・フークア

原題:SHOOTER                               2007年 アメリカ

謎の組織に罠にかけられ、大統領暗殺未遂犯として逃亡者となった孤高の狙撃手ボブ・リー・スワガーの戦いを描いた作品です。


抜群の腕前を持つ海兵隊特殊部隊に所属する狙撃手ボブ・リー・スワガーは、作戦の失策により敵地に置き去りにされ、相棒で親友でもある観測手ドニーを殺害されてしまう。たった一人で敵に立ち向かい、ドニーの借りを返した彼は、帰国後軍を退役し、今は人里離れた山の中で、犬のサムと暮らしている。

そんな彼の元へ、見るからに怪しい人物が訪ねてくる。彼は自らを「大佐」と名乗り、今現在進行しつつある大統領暗殺計画を阻止するために、ボブの力を貸して欲しいと願い出たのだ。

何かしら怪しさを拭いきれない計画に慎重になるも、結局は協力をすることに。
彼らに言われるまま、狙撃箇所の選定から距離の測定まで淡々とこなし、そして問題の日がくる・・・。

観測手としてとあるビルから演説の様子を見守るボブに、いきなり銃弾が浴びせられた。至近距離からの被弾だったが、運良く弾は貫通し命からがら逃げ出すことに成功したボブ。だが、自身の置かれた立場を認識し愕然とする・・・・

大統領暗殺犯の汚名をきせられ追われる身となったボブ。彼が陰謀に巻き込まれたことにより、現在の唯一のパートナーである犬のサムまでもが無残に殺され、彼は見えざる敵に対し復讐を誓う・・・・・


以下、思いっきりネタバレしてます。原作に関するネタバレもしてます。ので、注意。

原作は、2000年の「このミステリーがすごい!」の海外部門1位を獲得した作品です。孤高の敏腕狙撃手ボブ・リー・スワガーを主人公にし、シリーズ展開しています。
時代にそぐわないということでしょう、設定などが細かく変更されてますね。でも、大まかなストーリーは原作を踏まえて進んでいるので、それほど違和感は感じません。原作との相違箇所は・・・
 ボブ・リー・スワガー・・・ベトナム帰還兵平和維持活動海兵隊員
 ニック・メンフィス・・・狙撃の名手だったが実戦で大失態を犯し、以後出世から見放されてるFBI捜査官新米のFBI捜査官
 ジュリー・フェン・・・ベトナム時代の相棒ドニーの未亡人。看護士。名前がジュリー→サラに。教師
他にも、精神科医のドブラー博士(同じ役名の人は出てくるが、役職不詳)が出てないし、最初のダイイング・メッセージの謎解きや、教会爆破(この一件で、ボブ・リーが死んだという偽証拠が出る)など、キーとなりうるポイントが端折られてるのがちょっと気になります。

設定を現在の軍事状況に合わせて変えたので、色々細かい所を変えざるをえなかったのでしょう。でも、ボブの即席相棒となるFBI捜査官ニックの射撃の腕前が抜群に良い説明が、この映画の設定では希薄に感じられるし、『血が嫌いだから・・・』と看護士になる道を選ばなかったサラが、いとも簡単に処置を施すところにものすごい違和感が感じられるのですが・・・ケガをして転がり込んだ先に丁度良い具合に看護士が居る・・という出来すぎの設定を嫌ったのかもしれませんが、銃創の処置なんて一般人がやるには限界を超えすぎてるので、教師なんてとってつけたものにせず、原作のまんまの設定でいっても何の問題もなかっただろうに・・・
FBI内部にも確執があって、今回の事件が起きる前に大統領警護の目的で上級捜査官が現地に指揮に来るのですが、その大物とニックの間の因縁というかなんというかも描かれてないし。FBIにしても、CIAにしても、もっともっと陰謀色がすっごく濃い作品なのに、これではあやふやにしてますよね。配慮が必要だったのでしょうか?

自身の潔白の証明を棚に上げて、謎の組織を相手に『犬の為の弔い合戦』っていうだけじゃ、、、動機が薄すぎます。確かに犬に対する落とし前云々・・・は原作でも出てきますが、他の要素も絡んでいるし。
ボブが持ってた最後の切り札は、映画も原作も同じなのですが・・・良く考えたら、それがあるなら逃げずに捕まっちゃっても証拠不十分ってことで釈放されたはずなのにね。原作だと、自分を巧みに利用した組織への復讐心が燃え上がるのは必然なのですが、これだとー・・・・・

それに、なぜ大司教を殺さなければならなかったか?の充分な説明がなされてなかったような・・・・・

と、それほど違和感は感じません・・・とか書いておきながら、ボロボロと指摘してます(笑)

でもね、映画として観ていて視覚的に派手な撃ち合いなどがあるし、ここぞの危機に煽られた場面でも絶妙なタイミングで助けが入ったりするので、十分楽しめる面白い内容になってると思います。
ボブ・リー・スワガーのイメージ、マークにぴったりとはまってたし。彼は巧かったです。『ディパーテッド』の時も、相当巧かったですが(ほんと、コイツイヤだぁぁぁ・・・な役柄を好演してました)、これもがらりと変わって良いです。
ライフルが妙に似合ってるし。

ニック・メンフィスは、原作のイメージとは全然違うのですが、この新米って設定ならば・・文句はないですね。
ジョンソン大佐(原作ではシュレック大佐)は、ダニー・グローバーではちと迫力不足だったかなぁ・・・と。もっと屈強そうな冷酷そうな俳優さんの方が良かったような・・・。ダニー・グローバーだと、なんとなくいい人な雰囲気が漂っちゃってて(笑)
ジャック・ペインは・・・まぁまぁイメージ通り。あのいかにも悪そうな含み笑いが、設定に合ってましたね。
FBIのシニア・エージェントを演じたZak Santiagoが、とっても濃いお顔で、好みでした~。まぁこれといった出番も活躍もないのですが。

これ、よく考えてみたら、ボブが海兵隊を除隊するきっかけとなった事件はこの組織に直接関係しているってことになってるんですね。そしてその組織&その作戦が大司教暗殺とも密接に繋がりを持ってると・・・・・・なるほど、設定を変えても繋がるように、考え抜かれた筋なんでしょうね。

この原作者の方、有名な映画評論家でもあるらしいです。
今回の自作の映画化、彼はどう受け止めているのでしょうね。

ところで、これの予告編で飛行機をボタン操作で爆破するシーンが入ってませんでしたか?私の気のせいなのでしょうか?それが本編になかったのが気になるのですが・・・・削り取られてるシーン、多いのでしょうか。
ところでところで、なぜ原題に『The』が付いてるものには邦題で『ザ』を付けず、原題に付いてない時に限って『ザ』を付けちゃうんでしょうか???なんかとーっても不思議。

公式HP--→ http://www.shooter-movie.jp/


パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド [映画[2007]]

出演:ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイ、ビル・ナイ、ジェフリーラッシュ

監督:ゴア・ヴァービンスキー

原題:PIRATES of the CARIBBEAN : AT WORLD’S END       2007年 アメリカ

待ちに待った3部作の最終章です。
元々このアトラクションが大好きなので&ジェリー・ブラッカイマーも好きなので、どのような出来であっても楽しめると思って観ました。もちろん、楽しめました~♪


世界制覇を目論む東インド会社のベケット卿は、デイヴィ・ジョーンズの心臓を手に入れ、それを元にデイヴィ・ジョーンズと彼の手下達を自由に操っていた。次なる秘策は、伝説の海賊とされる9人の海賊を一所に集めて一網打尽に付す作戦だ。

そんな、海賊達に対する包囲網がじわじわと狭まる中、キャプテン・バルボッサを手に入れたエリザベス達は、最後の望みをかけてジャック・スパロウ救出のため危険なミッションに立ち向かう。まずは、彼の居る『世界の果て』を示す海図を所持している、シンガポールの海賊サオ・フェンの元へ。
ところがここにはベケット卿配下の者達が先回りしていたのだ。乱戦に乗じてなんとか逃げ出すことに成功したエリザベス達は、海図を読み解きながらある場所目指し出発する。

ジャックがブラックパール号と共に囚われの身になっている“デイヴィ・ジョーンズ・ロッカー”。そこは永遠に脱出不可能な海の墓場。ここから生きて帰ったものは居ないという。
が、小さな手がかりをひも解きながら、ジャックの元へと赴き、そして生還することに成功する。

そして世界の果てで、ジャックvsデイヴィ・ジョーンズvsベケット卿vsプラスαの壮絶な戦いが始まる・・・

 


今回も、というか今回のは特に前作との絡みが大きいので、観る前に再チェックしとかなきゃなと思いDVDを購入してたのですが・・・また確認する前に観にいってしまいました・・・。

これ、最初の方に思いっきりアトラクションっぽいつくりのシーンがあって、あのサービス的な所がイヤな人はイヤかもなぁ・・とか思ったりしながら観てました。なんか実際にあのアトラクションに乗ってる気分が味わえて私は良かったんですが(笑)ウミガメに乗って云々・・・で再登場のあのボロ犬も、なくてはならない演出なんですけどねぇ~。東京DLでは、リニューアルしたカリブの海賊がお目見えするそうですね~。7月20日ってことは、夏休み真っ盛り・・・。げ、めちゃこみじゃん。しばらくの間は、すごい待ち時間になりそうですね。これ、待ち時間がほとんど無いから好きだったのに(笑)

ジャック父のキース・リチャーズ。ジャックのお母さんを片手に下げてたのを見た時、ジャングル・クルーズの“やり手のセールスマン・サム”を思い出してしまいました~(笑)

ノリントン、「2」ではなかなか骨のある所を見せてましたが、またまた管理職に収まっちゃって。早いうちにブラック・パール側に付いてりゃ良かったのに。よりにもよって、あのベケット卿のとこなんか行くんだもんね~・・・

「1」から常に軍人としての素質もなんにもないヘボ軍人2人組みが、ちゃっかり海賊になりきってたのは楽しかった~。そっちの方がよっぽど素質ありそう。

デイヴィ・ジョーンズが、念願叶って?一瞬特殊タコ足メイクを解いた!!ほんのちらっと垣間見れたビル・ナイの素顔は・・・なんだかそれでも特殊メイクされてるっぽかった(笑)

目玉に秘密が隠されてるラゲッティ役のマッケンジー・クルックは、ナタリー・ポートマンと一緒に、ポール・マッカートニーの『Dance Tonight』のPVに、郵便配達員役で出てますね。

チョウ・ユンファはビミョーな出演でしたねぇ。相変わらず下調べをしない私は、てっきり彼はジャックの味方で、共に力をあわせてベケット卿に立ち向かうんだとばかり思ってたので、意外な展開にびっくり。サウナ?でのシーンのアジア系女性のわざとらしい『ぷっ』って笑いが・・・ちょっと浮いてた?まぁそれはともかく、彼の手下達、あじがあってよかった~。おもしろかったです。


ブルー・バックの波表現バージョン?青いボールの海で戯れるキャストが楽しそうでうらやましい~♪あんな沢山のボールの海、身動きひとつ大変そう~!でも楽しそう~!

あ、そういえば最初アジアンないでたちでエリザベスが出てきたとき、「オーウェン・ウィルソン」かと思っちゃった。って、毎度キーラが出るたび思ってるのですが・・・・

あの大渦巻の周りをぐるぐる廻るアトラクション、出来るのでしょうかね?それとも、L.Aのアトラクションは2と3をモチーフにしてるらしいから・・・もう出来てるの??あぁ行きたい・・・・・すっごく行きたい・・・・・

 ちょっと戯言・・・なので色を反転させてっと・・・

劇場の売店で、深夜だというのにもかかわらずエライ勢いでグッズを買いまくってるオバチャン族(だって群れてるんだもん)がいて、圧倒されてしまいました。何食わぬ顔で横入りするし、やたらめったら注文というか指示?を店員に出すし・・・。後ろに並んでる人のことも考えましょうね~~~(ハラワタ煮えくり返りんぐ)。映画観てる最中なのに、いちゃいちゃベタベタペチャクチャしてるカップルよりも、たちが悪いよ。


リンガー!替え玉★選手権 [映画[2007]]

出演:ジョニー・ノックスヴィル、ブライアンコックス、キャサリン・ハイゲル 他

監督:バリー・W・ブラウスタイン

原題:THE RINGER                               2005年 アメリカ

ハリウッドのモラルもタブーも飛び越えちゃった、超問題作。

就職してからの2年間、毎日つまらないデスクワークばかりさせられてきたスティーヴは、自己啓発ビデオに触発されて、上司に昇進を直談判する。が、交換条件として、『自分の出世と引き換えに長年雑用係として働いているスタビーのクビを切れ』、と言い渡されてしまう。人の良いスティーヴは、スタビーに泣きつかれてなかなかクビだということを伝えられず、思わず自分個人で「芝刈り係」として雇うと宣言してしまう。ちょっぴり調子に乗り、賃金はこれまでのにプラスα、ついでに健康保険も転職の条件に入れてきたスタビー。困ったスティーヴだが、ついつい良い返事をしてしまった。

だが、事故はすぐに起きた。
快調に芝刈りをこなしていたスタビーだったが、ちょっとした不注意から機械に指を挟まれてしまい、人指し・中・薬の指三本を根元からばっくり切り落としてしまったのだ。もちろん健康保険になんか入ってない。医師から少なくとも前金での支払いがないと手術は出来ないと言い渡され、窮地に立たされるスティーヴ。なんとかしようと、叔父のゲイリーに相談するが・・・・この叔父が更にクセモノで。

彼はやくざな奴等に既に多額の借金があり、にっちもさっちもいかない状況に追い込まれていたのだ。
途方に暮れる2人だが、何気なく観ていたテレビに答えはあった!!(のか?)

ゲイリーは、スティーヴにある儲け話を持ちかける。
それは、これから行われる『スペシャル・オリンピックス』に、知的障害者を装い出場して優勝しちゃう、という計画だった。もちろん、出場するのはスティーヴ。今回も優勝間違いなしといわれてるジミーが負けるという賭けにかけて儲けようという算段だ。

なんとか障害者を装い大会に潜り込んだスティーヴだったが・・・・・

 


これってどこまでがセーフなんでしょうかねぇ??もしかして全アウト??でも一応FOXだし・・・・・・・・・ファレリー兄弟だし・・・って其処が問題か!

大好きなジョニー(ノックスヴィル・・・ジャッカスの人)が出てるんですもの、観なきゃいかんでしょー。

キャラクターの中にイヤな人物が殆ど出てこないんですよね~。ゲイリーはまったく不謹慎でとんでもないヤツなんですが、それでも愛すべきキャラですし、彼にお金を貸してる悪役も、スペシャル・オリンピックスで活躍する選手を健気に応援する心根は優しい人だし。ただ、リンのフィアンセが腹黒い嫌味な男だったのですが、これがまた『こういう人居る居る』って感じで設定が巧くって。
それに神父もワルだった(笑)スティーヴの懺悔情報を元に『賭け』をしちゃうし。

スペシャル・オリンピクスの選手役をしている人達は、実際にハンディキャップのある役者さんたちが演じてるそうです。それプラス、スペシャル・オリンピクスの賛同を得て、全面的協力を得られたんだそうです。懐が深いね~~~。

いつものジョニー節が炸裂してないのが不満といえば不満ですが、まぁ『ジャッカス・ナンバー2』でもそれほど大暴れしきってなかったので、転換期なのかな?ということで。
ブライアン・コックス、最近『おもろい』作品で見かける頻度が高くなってるようなんですが・・・・

とにかく、題材的にも問題大有りで内容もどうだろうなぁ~な感はありますが、最後がきれいにまとまるので、なかなか楽しく観ることができます。

もう、ついホロ・・・っとさせられちゃうのがすごく悔しいし、哀しい(笑)

公式HP--→ http://movies.foxjapan.com/ringer/  上映館少ないなぁ・・・。


かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート [映画[2007]]

出演:ドニー・イェン、ニコラス・ツェー、ショーン・ユー、ドン・ジェ 他

監督:ウィルソン・イップ

原題:DRAGON TIGER GATE                     2006年 香港


最強の名を誇る道場『龍虎門』(ドラゴンタイガーゲート)で育った異母兄弟のタイガー・ウォンとドラゴン・ウォンは、とある事情により生き別れとなる。時過ぎて、大人になったタイガーは、龍虎門を引っ張る若手ホープとして頭角を現していた。一方、ドラゴンの方は、秘密結社『江湖』のボスのボディーガードとして生きていた。ボスのマーはドラゴンの命を救ってくれた恩人で、親代わりでもあるため、彼はマーに忠誠を誓っていた。
ある日、仲間とレストランで食事をしていたタイガーは、あまりにも目に余る所業をするチンピラに腹を立て、ボコボコに伸してしまう。が、このチンピラ、秘密結社『江湖』の一味だったからさぁ大変。いくらかは腕に自信のあるタイガーだったが、多勢に無勢。しかも自分を上回る腕前のボディーガードに歯が立たず、やられてしまう。が、ドラゴンは何故かタイガーにとどめをささなかった。

その後も執拗に彼等を襲う江湖の一味に、偶然乱闘に巻き込まれたヌンチャクの使い手ターボ・セックの助けを借り対抗するタイガーだったが、やはりドラゴンには歯が立たなかった。だが、ここでもタイガーがピンチに陥った時、何故かドラゴンが助け舟を出したのだ。

ボスのマーは、愛する娘と平穏に暮らすために、引退を考えていた。が、彼らの組織が所属している香港のシンジケートの大ボス・シブミがそんなことを簡単に許すはずも無く、逆に怒りを買ってしまい、マーは制裁の為無残にも殺されてしまう。どうにかマーを守ろうとしたドラゴンも、瀕死の重傷を負ってしまう。
シブミはそれに加え、正義を愛する龍虎門をもターゲットにし、師匠であるタイガーの叔父を殺し、看板を奪う。

それぞれ復讐を誓ったドラゴン・タイガー・ついでにターボの3人は、打倒シブミを誓い合い、己の拳の腕を磨き、最後の戦いに臨む。

 


どこからどう見ても、どうとったって、Bなにおいが漂う本作品。これは絶対観なきゃいかんな、ってことで、無理に観賞。
ははは・・・すごかったです。

だいたい、オープニングからマーベル・コミックのパクリっぽいクレジット映像?だったし(笑)プラス、キル・ビル?

ストーリーは単純なんですけどね。
香港映画(カンフー系)のある意味定番となってる、最初は敵対してたけど→師匠が殺されたりなんだりで→仲間になっちゃって(元々義兄弟だけど)→意外と簡単に奥義を会得しちゃって→つい先日まで歯の立たなかった相手に辛勝して→めでたしめでたし♪な流れに乗ってます。
それプラス、別に日本語吹き替え版を観ているわけでもないのに妙に吹き替えちっくな音、と、どこまでも完璧に正統派香港カンフー映画なのでした。

もう、ワイヤーバリバリで「ありえないでしょ?」な設定の中、強烈アクションの連続なのでなかなか楽しめます。いや、相当楽しめる出来でしたね。観ながら自分も、「もういい加減にしてくれー」と叫びたくなる衝動と闘えるし(笑)

だいたい、敵のシブミって人間ですか???一瞬、コンパクト・サイズになった大魔神かと思ってしまいました(笑)もう最高。

この手のストーリーに抵抗がなければ、屈託無く楽しめる内容になってます。


ごめんなさい。
どうしても、ドニー・イェンがKABA.ちゃんに見えちゃって。(もしくは、近所の居酒屋の店員)
ショーン・ユーは孫悟空(香取慎吾)に見えるし。あぁ、悪気は全然ないんですよ?


バベル [映画[2007]]

出演:ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、ガエル・ガルシア・ベルナル、役所広司、アドリアナ・バラッザ、菊池凛子 他

監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ

原題:BABEL                                    2006年 メキシコ

一発の銃弾から波及して、国境も大陸も人種も超え、それぞれの場所でそれぞれなりに必死で生きるもの達を、一本のいばらの線で結んでゆく様。

壊れた夫婦リチャードとスーザン。赤ちゃんを突然の事故で亡くして以来、罪悪感と深い悲しみを抱えてお互いを赦し合えないでいた。残された幼い子供達のためにも、どうにか絆を取り戻して家族として再出発するために、リチャードはスーザンをモロッコ旅行に連れ出す。元々旅に乗り気ではなかったスーザンは、衛生状態の悪さに辟易し、神経を尖らせていた。リチャードの思惑は空回りしてしまってる。そんな2人の元に、突然凶弾が飛び込んできた。

モロッコの山間部に暮らすアブドゥラは、知り合いから高性能のライフルを購入する。生活の糧であるヤギを狙うジャッカルを撃つためだ。彼は2人の子供たち、アフメッドとユセフにライフルを渡し、ジャッカルがやってきたら撃ち殺すように指示する。
この2人の兄弟、ありがちなことに仲が悪かった。何事も巧く立ち回る弟と、弟には負けたくないと力むが大負けしてしまう兄。二人は何かにつけて争っていた。そんな2人は、当然のようにライフルの腕前でも争った。
3km先の獲物も仕留めることが出来ると太鼓判を押されたライフルで、彼らは試し撃ちを始める。最初は離れた岩など無難なものを狙ってたのだが、遠い道をゆく車を見た途端、アレを標的にしようということになった。どうせ当たるはずなんてないのだから。だが・・・・兄は下手くそだから勿論外した。が、弟の放った弾丸は、観光バスに命中してしまったのだ。バスが急停車したのを見て怖くなった二人は、急いで家に逃げ帰った。

アメリアは、リチャードとスーザンの子供達の乳母として働いている。彼らが帰ってきたら、彼女は愛する息子の結婚式に出るために、メキシコに行くことになっていた。が、突然の事故のためにリチャードらは帰国できなくなり、代わりの子守も頼めず、彼女は途方に暮れる。
どうしても息子の晴れ姿を見逃したくないアメリアは、訝しがる子供たちを連れて、メキシコに渡る。私がついているし、少しならだいじょうぶたろう、と。
式は滞りなく終わり、名残惜しいが子供たちを家に戻さねばならない為、アメリアは甥っこのサンチャゴ(!)に運転を任せて、帰途につく。が、国境の検問所で止められてしまう。何もやましい所はないが(但し、サンチャゴはベロンベロンだったが。これは違反ね)、横柄な態度の国境警備隊員にムカついたサンチャゴは反抗的な態度をとり、挙句の果て飲酒運転がバレてしまう。
最後の手段として、サンチャゴは車を急発進させ、国境を強行突破し広大な砂漠へと消え入っていく・・・

アメリカ人旅行者を襲ったライフルは、元の所有者の供述から、日本人ビジネスマンのものであることが判明する。捜査員が事情を聞くために自宅を訪れるが、所有者であるヤスジローには会えず、代わりに聾唖の娘チエコに伝言を残す。
この家族には、深い傷があった。数ヶ月前、妻が自殺をしたのだ。そのことで警察からしつこい尋問を受けていて、ヤスジローもチエコも精神的に参っていたのだ。

こうして、なんのつながりも無かったはずの者達が、一発の弾を介して、つながってしまった・・・・・


批判的な内容も多々みられるので、ここから先は・・・あまり・・・

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スモーキン・エース 暗殺者がいっぱい [映画[2007]]

出演:ベン・アフレック、アンディガルシア、アリシア・キーズ、レイ・リオッタ、ジェレミー・ピヴェン、ライアン・レイノルズ他

監督&脚本:ジョー・カーナハン

原題:SMOKIN' ACES                                 2007年 アメリカ

一人のバカを巡って巻き起こる、流血の大騒動。

ラスベガスの人気マジシャン、バディ・“エース”・イズラエル。ギャングのボスに気に入られてることをいいことに、引退間近の彼の後釜にちゃっかり納まろうと暗躍し始めたため、逆にボスから心臓を狙われる羽目に。ボスはイズラエルに100万ドルの報奨金をかけた。
ボスは、スウェーデンから特別な『客』を呼んでイズラエルの世話をまかせようとするが、その内輪の話が外部に漏れてしまい、100万ドルの獲物・イズラエルは、世界各国の凄腕暗殺者たちのターゲットになってしまう・・・・・

そこに、イズラエルを証人にしてマフィア壊滅を狙うFBIが絡んできて、ついでに彼を保釈中に逃がしてしまった責任を問われている弁護士からの依頼で、元刑事トリオもイズラエル捕獲に乗り出してきたもんだから、現場は大混乱。

銃弾が飛び交い、屍の山が築かれてゆく・・・・・


オチがすごいんだもん。

まぁそれはそれとして、この作品、なかなか楽しめます。『シン・シティ』ほどのスタイリッシュさは無いけど、同じような感じで面白いです。 

イズラエルを狙う殺し屋が、もう最高にクセモノ達なんです。
破壊屋(エストラゴ)と呼ばれ、殺し屋仲間からも恐れられてる拷問が大の得意な傭兵、アコスタ。
その場に居るやつは誰彼構わず殺しまくる、ぶち切れトレマー3兄弟。キレ方が半端じゃない!
美貌と自慢のガン・コレクション?を武器に、派手に大立ち回りを演じる2人組みのヒット・ウーマン、ジョージアとシャリス。
特殊メイクはお手の物。その上、現場に証拠を一切残さない完璧主義(だが仕事は大ざっぱ)のスート。
以上、7名が凄腕暗殺者の面々。

それにプラスして、謎のスウェーデン人。

ターゲットとなるイズラエルの居場所は、かなりあっさりと判明しちゃって、そこに向けて四方八方から色んなものがやってきちゃうんです。しかも、彼らは様々な所でダブル or トリプルで鉢合わせしちゃって、イズラエルに到達する前に『予選』が行われちゃうし。

拷問が得意なアコスタ。最後袖に仕込んだ凶器をキラ~ン☆とさせてましたが、何か波乱があるかと思ったら、何もないまま病院へ行ってしまった。残念。でも、あれだけの銃撃戦をくぐり抜けても生きてるなんて、すごい。


なんともマヌケでダメな弁護士リードは、ジェイソン・ベイトマンが演じてます。最初、マトモな顔になったマイク・マイヤーズか?と思ったのですが、違った。彼は、『ドッジボール』で目をつけた役者さんでした。(←では、実況?解説?放送席?の役でした)
ドッジボールほどのノリの良さは無かったものの、なかなかバカっぷりを発揮してて、面白かったです。ちょこっとの出演でしたが、なかなか印象に残る役柄で。

元刑事トリオとして、ベン・アフレックとピーター・バーグが出てますね。ベンは瀕死の重傷を負ったうえ、助けを求めた家でダサいお洋服を着せられちゃって、その他諸々大変な目に遭います。
ピーター・バーグは、ザ・ロック様の『ランダウン』とか『プライド栄光への絆』とかを監督した人です。役者として『コラテラル』とかにも出てるようです。

おバカ役(イズラエル)は、ジェレミー・ピヴェン。観たことのないドラマ『Entourage』で大人気なんだそうです。他見知った所では、(高イケメン出演率映画)『ブラックホーク・ダウン』に出てるみたいですね。スクラブルが何かをしてる役だったかな?もう一度確認してみなきゃ。
この彼のトランプさばきがすごい。さすが特訓しただけありますねぇ。見事に手の中で自由自在に操ってます。あの連続して『エース』を出していくマジック、すごいすごいっ!!

最初、どうみても『アンディ・ガルシア』裏切り者の悪役だな?ってふんでたんですが・・・・・。作戦的には、同僚に対して裏切り行為がありましたが、思ってたような(マフィアと黒い関係で結ばれてるとか)悪ぶりじゃなかったので、ちょっと肩透かしかな~。

これ、ワーキング・タイトルなんだよね。そこが一番意外。

公式HP--→ http://www.smokin.jp/

・・・・・でもオチが・・・・・。え?聞き間違えた???


パリ、ジュテーム [映画[2007]]

出演:いろんな人。

監督:いろんな人。

原題:PARIS. JE T'AIME          2006年 フランス・ドイツ・リヒテンシュタイン・スイス

*くわしい出演者・監督についてはこちらの公式HPで---→ http://www.pjt-movie.jp/

『パリ』を舞台にしたアンソロジー作品です。
作品の主旨に賛同した18人の監督が、世界中から集まりました。それらの監督各々が思い描く『パリ』を、時間の流れの中からそっとすくい上げるように、ちょこっとずつ描いています。
それぞれ別々の作品ですが、極ビミョウに繋がってるのもあって、リアルな『パリ』を形作っているようです。

作品は・・・
  『モンマルトル』・・・駐車環境の劣悪なモンマルトル地区で、駐車スペース確保に燃える孤独な男に訪れる出会いの物語。
  『セーヌ河岸』・・・悪友と3人でナンパしていた若者が、それまで見向きもしなかったアラブ系の移民少女に惹かれてゆく物語。
  『マレ地区』・・・印刷所にイギリス人の客の通訳としてやってきた男が、下働きの青年(フランス語苦手)にモーションをかける物語。
  『チュイルリー』・・・地下鉄チュイルリーの駅でボーっとしていたアメリカ旅行客が、地元のカップルに翻弄されまくる物語。
  『16区から遠く離れて』・・・パリ郊外に住む移民系の女性が、我が子を託児所に預けて16区のお宅にベビーシッターとして通勤する物語。
  『ショワジー門』・・・シャンプーの凄腕セールスマンが、チャイナタウンにあるマダム・リーの美容室にシャンプーを売り込む物語。
  『バスティーユ』・・・そろそろ妻と別れて愛人と暮らそうかと考えていた男が、妻に先制攻撃(違うか?)される物語。
  『ヴィクトワール広場』・・・幼い子供を失った悲しみにくれる母親が、こどもが好きだったカウボーイに導かれ、再生の道を見出す物語。
  『エッフェル塔』・・・エッフェル塔のそばに暮らすパントマイムをする孤独な男が、同じく孤独を抱える女性マイム・アーティストと運命的な出会いをする物語。
  『モンソー公園』・・・疎遠だった父娘が、小さなきっかけを元に、新しい関係に一歩踏み出そうとする物語。
  『デ・ザンファン・ルージュ地区』・・・映画の撮影の為にパリにやってきた女優が、ドラッグを所望して・・・という物語。
  『お祭り広場』・・・一目ぼれの相手をどうしても見つけることができなかった男性が、瀕死の重傷を負った時にやっとめぐり合える・・という物語。
  『ピガール』・・・パリ随一の歓楽街ピガールののぞき小屋にやってきた初老の男性と、彼と長年舞台で共演している女性の夫婦漫才?違うか。
  『マドレーヌ界隈』・・・深夜、バックパックを背負い道に迷う青年。彼はヴァンパイアが人を襲っている現場に出くわす。絶体絶命のピンチだったが、ヴァンパイアは彼に気づいたものの無視して去ろうとする・・・
  『ペール・ラシェーズ墓地』・・・結婚を間近に控えたカップルが、観光で有名人が多数眠るこの墓地へとやってきた。自由な考え方をする女性と、ジョークの一つもいえない男性。ささいなきっかけから喧嘩が始まるが、そこへある人が現れて・・・
  『フォブール・サン・ドニ』・・・盲目の男性と、女優志望の女性とのチャーミングなやりとり。
  『カルチェラタン』・・・離婚協議中の年配のカップルが過ごすカフェでのひと時。
  『14区』・・・デンヴァーで郵便配達人をしている女性が、長年夢だったパリへ一人旅でやってくる。美しい景色、おいしい食事。それを共にする相手がいないのが少し寂しいが、それでも彼女はパリにきて良かったと思う。


なんかとてもいい感じの作品です。

特に、『チュイルリー』(監督/ジョエル&イーサン・コーエン)ではクセモノ俳優スティーヴ・ブシェミが主人公のアメリカ人旅行客を飄々と演じていて、面白かった。駅でのちょっとしたやり取りというシチュエイションを、巧い間合いで演じていました。まぁ彼の場合、その顔だけでも面白味があるので、巧くて当たり前なんですけどね。ブシェミの持ってるガイドブックがこれまたいい小道具で(笑)。そんな表現載ってるかよ!って、突っ込みを入れたくなります。&、街角での注意事項も親切・適切すぎる。

『マレ地区』(監督/ガス・ヴァン・サント)には、今をときめく(?)ギャスパー・ウリエル君が出演してます。ハンニバルのような小奇麗なスタイルではないワイルドな一面を出してて、プラス『ゲイ』っぽさも出てて良かったです。

『ヴィクトワール広場』(監督/諏訪敦彦)では、ウィレム・デフォーのカウボーイ姿がこれまたかっこいいのなんのって!

『ペール・ラシェーズ墓地』(監督/ウェス・クレイヴン)では、最後の『14区』を監督したアレクサンダー・ペインが、オスカー・ワイルド役で出てます。すっごく素敵です!!

『フォブール・サン・ドニ』(監督/トム・ティクヴァ)では、ナタリー・ポートマンがキュートな女性を演じてて、プラス盲目の青年役のメルキオール・ベストンが、なんとも活動的な盲人を演じていて面白かったです。

最後の作品『14区』(監督/アレクサンダー・ペイン)。これはフランスにあこがれて2年間フランス語を習い、しっかり準備を整えて旅行にやってきた女性の視点で描かれてる作品です。主演してる女優さんはほんとうにフツーのおばさん的な方で(でもベテラン)、彼女のパリ旅行記作文をバックに物語が進んでゆくのですが、どこからともなく漂ってくる哀愁とか、旅行中にたまに感じる微妙な感情などがうまく隠し味になっていて、いいです。

どれもこれも、5分前後の短い作品です。しかも、各作品が綿密に繋がりあったりこんがらがったりしてるわけではないので、全体のまとまりとしてはどうかな?と思いますが、『パリ』で巻き起こる様々な人間模様をコンパクトにまとめてあって、よかったと思います。


サンシャイン2057 [映画[2007]]

出演:キリアン・マーフィ、クリス・エヴァンス、ローズ・バーン、ミシェル・ヨー、真田広之、クリフ・カーティス他

監督:ダニー・ボイル

原題:SUNSHINE                                       2007年 アメリカ

時は西暦2057年。
太陽の活動が低下し、その影響で地球の大地も海も凍りつき、人類は滅亡の危機に瀕していた。
人類の存続をかけて計画された、起爆剤として超巨大な核爆弾を太陽内部で爆発させて活動を再活性化させるミッション『イカロス1号』は、敢え無く失敗に終わった。人類は最後の望みをかけ、地球上の核物質を集めつくして一つの爆弾を作り、再度太陽起爆計画にかけることにした。

ミッションは充分なシュミレーションを経て、完璧に選び抜かれた8人のクルーに託された。
計画通りに進めば、それは単純で安全なものだった。彼らは完璧なまでに計算されつくした計画を、遂行するだけだった。

だが、彼らの前に7年前に消息を絶った『イカロス1号』が現れて・・・・・


とても哀愁ただよう作品ですねぇ。
ミッションが重いですからね。
ほんの些細なことで、全てがくるってしまう。あの諍いが無かったら、あの操作ミスがなかったら、きっと結果は明るい感動ものになっていたと思います。けど、人間はおろかな生き物だということを再認識させるような流れ、とても現実的でした。

宇宙への進出で問題となってくるのが、空気の安定供給と食の問題、そして燃料の問題ですよね。燃料に関しては既にクリアされてるものの、酸素と食はまだ確立されてるものではないみたいですよね?それともされてるのでしょうか?
この船には酸素を供給し、ついでに食の問題も解決に結び付けれるであろう『温室』が宇宙船内にあります。
こうゆう一つ一つの問題がクリアされれば、きっと宇宙船で生活しながら他の惑星を目指すということも、不可能ではなくなるのでしょうね。それがいつになるのか。もしかしたら生きている間にそのようなチャンスも訪れるかもしれないですよね。

キリアン・マーフィ。もうね、なんかヘンなんですけど、クセになるっていうかなんていうか。実に人間的な役を巧く演じてました。
ホットな男クリス・エヴァンス。彼って気づいたけど、でも今回の役はなんかいつもと違う感じ。軽さがなかったからかな?
精神科医のサールを演じたクリフ・カーティス。ハゲ頭にサングラスがとてもよくマッチしてて。最初ザ・ロック様?って勘違いしてしまいました。素敵でしたねぇ。

あ、これには日本から真田広之が参加してるんですね。しかも全編英語セリフで。
責任感の強い落ち着いた船長役です。彼が物語の中でどのようにリーダーシップをとってゆくのかと思ったら・・・・あっけなく死んでしまうし。リーダーを失ったことで、船全体もコントロールを失っちゃうし。だめだよ、死んじゃ(笑)

最初はもっとわざとらしい感動物か?と思ってたのですが、淡々と任務をこなしてゆく記録フィルムっぽい展開で、なぜか突然超SF?に様変わりして怒涛の展開になるし・・・・・。おもしろいです。何の予備知識もないまま観たほうが、より楽しめる作品だと思います。って、私だいぶネタばらししてるような気が・・・・・


大帝の剣 [映画[2007]]

出演:阿部寛、長谷川京子宮藤官九郎、黒木メイサ、竹内力、杉本彩、津川雅彦、本田博太郎 他

監督:堤 幸彦
原作:夢枕 獏

はるか昔、宇宙からもたらされた謎の金属物質オリハルコンの神秘の力が宿る三種の神器をめぐって繰り広げられる、壮絶な戦いを描いた・・・もの?

時は戦国大名たちの権力争い真っ只中の日本。そこに一人のバカでかい男がいた。名を万源九郎といい、背中にでっかい剣を背負い、ある目的のために諸国を渡り歩いていた。
同じ頃、豊臣の血を引く最後の姫君・舞姫と、彼女を守り豊臣家再建をもくろむ真田幸村率いる忍びのものたちが、徳川の追っ手を逃れ、助けを求める為に加賀に向かっていた。

その加賀の鬼ヶ島には、勢力を誇る徳川の陣営が。騙してさらってきた農民たちをこき使い、ある物を探し求め発掘作業を夜通しで行っていた。

そして、宇宙の果てからもオリハルコンを狙ったものたちがなだれ込んできて・・・・・


もうストーリーなんてあってないような物で、とにかくとことん面白いので、良いです。
てんこ盛りの小ネタと見るものの期待を裏切らないB級っぷりが見事で、最高。まぁ一応、しっかりした地のストーリーはあることだし。

阿部寛はいつからキワモノ系専門役者になったのでしょうか?おむつのCMに出た時が転機だったのでしょうか。とにかく、トリックにしても今回のにしても、イキイキと演じてらっしゃいます。(榎木津はちとビミョーだったが)

ハセキョーも、見事に2役をこなしきっていたし。(私はつい最近まで、石田○一の文化不倫相手をハセキョーと思い込んでいた)

ほぼ全てのキャストがキワモノ系。
Vシネマの帝王:竹内力は・・・・・あまり知らないのですが、こんなに太っちょさんでしたっけ??ボリューム満点でしたねぇ。もちろん、キワモノ演技もすばらしく言う事なしです。乗り移られてない状態の時も、既にイロモノでしたし。おもろい。
妖艶な杉本彩は・・・なんかとんでもなく浮いてたんですが(笑)、そこがまたたまらなく可笑しかった。
黒虫を演じてた六平直政・・・やだ、、、てっきり『アダモちゃん』が演じてるもんだとばっかり・・・。まさか六平さんだったなんて。
アララアララ・・・と連発の権三(遠藤憲一)も、なんでアララ・・なのかわからないけど、インパクト大で面白かった~。

味方もどうにもこうにも笑わせる奴等が揃ってて、どうみても忍者に見えないヘンな走り方の佐助(宮藤官九郎)は、しょぼい顔だけで笑えるし。上司?忍者の霧の才蔵(本田博太郎)なんて、ベテランなのに及び腰で笑わせるし。
おやかた様(津川雅彦)が、いつものエロ満開のじじさまを演じてなかったのが、意外。

あ、黒木メイサはキワモノ系じゃなかった。すらりとクールな美少年役。

とにかく、おもしろかったです。


1ヶ月以上映画を観にいけなくて、やっと大丈夫になって最初に観た作品がこれでした。
数多の大作群の中からこれにしたのは・・・・・疲れないで楽しめそうだから、という理由からでした。
思いっきり楽しめました~♪・・・でも疲れた(笑)


エクステ [映画[2007]]

出演:栗山千明、大杉漣、佐藤めぐみ、つぐみ、町本絵里、佐藤未来、山本未來 他

監督:園子温                           2007年度作品


鎌倉の人気美容院で日々修行に励む美容師の卵 優子は、とても前向きに下積みの苦労を楽しんでいる。ダンサーを夢見る由紀と共同生活をしており、お互いの夢実現に向けて超プラス思考でがんばっている。でも、そんな彼女にもどうしようも出来ないものがあった。それは彼女の姉清美の存在である。
清美は姉という立場を利用して、これまでも様々な嫌がらせを繰り返してきた。その清美が久しぶりに顔を見せたかとおもったら、唐突に自分の娘を押し付けて帰ってしまった。あまりにもの仕打ちにさすがの優子も憤慨するも、残された子供には罪も怨みもないので、しばらく一緒に暮らすことにする。

時を前後して、港に荷揚げされたコンテナの中から、大量の人毛に埋もれた謎の少女の遺体が発見される。検死の結果、何らかの手術を受けた痕跡が残されており、腎臓が摘出されていることから、人身売買の末に生きたまま臓器を抜き取られて殺されてしまった被害者のようだった。
更にその少女は髪の毛を剃り落とされ、それをお腹に押し込まれるという無残な姿だった。

死体安置所に努める山崎という男は、折り目正しい男だ。残業も厭わず、誰に対しても礼儀正しく接する。が、彼には隠された性癖というものがあった。彼は究極の髪の毛フェチなのであった。日夜死体の髪の毛を吟味して、美しい髪の毛を見つけるとこっそり切り取り家に持ち帰る。そしてそれをカツラやエクステンションに仕立てて、美容師に売り込んでいたのだ。まさに実益を兼ねた趣味。
そんな彼の元にやってきた謎の少女の遺体。髪の毛を剃られているために最初は興味を示さなかった山崎だったが、なんと不思議なことに、死体から髪の毛が生えてくるではないか・・・・・
途端にその遺体の虜になってしまった山崎は、少女の遺体を大胆にも自宅にお持ち帰りする。

切っても切っても遺体から生え続ける髪の毛は、それは見事な美しい髪の毛だった。山崎はそれを使って綺麗なエクステンションを作り、馴染みの美容院に売り歩くのだった。
だが、その直後から異様な事件が続発しはじめる・・・・・・・・

接点の無かった2つの世界が、エクステをとおして繋がりあい、そして優子は事件の渦に巻き込まれてゆく・・・・・


もう、何がスゴイって??大杉漣さんがスゴイです。完全に壊れちゃってます(笑)それを観るためだけでも観る価値は充分すぎるほどあると思うんですが・・・・設定的にムカムカ・イライラするものがありまして・・・。実際に巷で起きているものもこんな感じなのでしょうかね?若くて男にだらしのない母親が、自分の娘を虐待している図・・・・・。あれは胸糞が悪くなる(失礼っ)設定でしたねぇ。まぁ逆に言えば、あれほど憎憎しく演じられた役者さんがスゴイのかもしれないですけど。

エクステンション・・・・・。ほとんど存在すら知らなかった私(一応、女)。流行ってるんですかねぇ?美容院でしてもらうものなの?見たことないです。
でも、あんな映像を見せられたら・・・・・・・・人毛のカツラにしてもエクステにしても、使いたいとは思わないですよね。コンテナいっぱいに押し込められた様々な人の髪の毛・・・・・・こわー・・・・っ。
あ、なんか同じような印象を受けたものがあったなぁ・・と思ったら、『山菜』だった。
輸入物の山菜が、コンテナに入れられたまま半年以上港に放置されてる・・・という報道を見たんだ。山菜好きなのに、あれ以来食べる気が失せてしまって・・・・・

いじめられてる設定の女の子、怯えた表情がとても上手だったんですが、髪の毛が綺麗すぎて虐待されてるという生々しさが感じられなかったですねぇ(笑)。でも演技が上手だったので(母役も子役も)観ていて怖かったですから、きっとこの女の子は演じていてもっと怖かったんではないか?と思うのですが。トラウマにならないといいわね。

栗山千明は、『死国』の時から注目の女優なのですが、ほんとこの世のものではないレベルの美しさですよね(笑)パツンと切り揃えた前髪とすばらしく綺麗なロングヘア。ん~、この役をやるのにふさわしい(笑)

いろんなキャラクターの世界がごちゃ混ぜな所が、現実味を帯びてて良かったように思います。
栗山千明の明るさと、大杉漣の異常さ、あと臓器売買ビジネスの暗黒面&残虐性、現実の日本が抱える虐待死の問題・・・・と、様々な要素が織り成す世界は・・・・・すごかった。果てしなく重かった。

公式HP--→ http://www.exte-movie.jp/


華麗なる恋の舞台で [映画[2007]]

出演:アネット・ベニング、ジェレミー・アイアンズ、ブルースグリーンウッド、ミリアム・マーゴリーズ他

監督:イシュトヴァン・サボー

原題:BEING JULIA                 2004年 カナダアメリカ・ハンガリー・イギリス

ある舞台女優の恋とその顛末を、大女優の貫禄と余裕たっぷりに綴る物語。

舞台は1930年代のロンドン
大人気舞台女優であるジュリアと劇場経営者の夫マイケルは、評判のおしどり夫婦として知られていた。が、単調な毎日と過密スケジュールに飽き飽きしていたジュリアは、生活に変化を求めていた。

そんな彼女のもとに、マイケルの友人の友人の息子という青年が現れる。彼の名前はトム。トムはジュリアの大ファンだったのだ。若い男性に愛をささやかれていい気になったジュリアは、人目もはばからず、彼との関係を一気に深めてゆく。
年甲斐も無く、ジュリアはトムに恋をしてしまったのだ。
毎日がばら色のような輝きに満ち溢れ、退屈だった日々に潤いを取り戻したジュリアは、演技にも張りが出て絶好調。・・・・・・・・・・だが、蜜月はそう長くは続かないのである。

トムは、当然のように若い女に気移りし、ジュリアに酷い仕打ちをするのであった・・・・・・・


これほどまでに、映画を観終わった後の中年女性がイキイキとしてる作品ってあったでしょうか?特に今日なんかはレディース・デイの為おばさん率も高かったので、なお更そう感じさせられました。反対に、ついて来させられたであろう旦那さまたちは、心持ち肩身が狭そうに見えたのですが・・・(笑)

これは、『若いだけの女よ、ざまあみろっっ!!』 ってな作品なんです!(笑)そりゃぁおばさま達は大盛り上がりですよね。あはははは・・・
もう最高です。(喧嘩、売ってません・・笑)

最初は、中年女の最後の情事の物語か?と思わされて、なんだかなぁ・・・な気持ちで観てたけど、これ終盤からの大逆転がすごいの!!!ジュリア、殊勝な女性を演じていただけだったなんて!!!
もう気分がすか~~~っとして、気持ちいいんです!!!
ジュリアの復讐劇は単独実行だったのですが、その突然の変わりように関係者たちはそれぞれの立場でヒヤヒヤさせられるのですが、その時のカメラの振りも絶妙でした~。今この人が見たいのよ!の要望にドンぴしゃりと応えてくれたので、観ていて気持ちよかった~♪

大好きなジェレミーが全然重要な役柄じゃなかったのがちと哀しいけど、でも悪人でもないし、浮気がバレて『あ~しまった~~~』なお顔が可愛らしかったので、良いです。あれ?でも最初に浮気しちゃったのは確かジュリアの方だったような・・・(笑)

この、男を利用してのし上がって主役の座も射止めてもう最高にハッピ~~な状態から一気に蹴落とされる新進女優エイヴィス役のルーシー・パンチが最高でした~~~。もう巧い。アネット・ベニングにも引けを取らぬ巧さ。

ジュリアの心の友、チャールズ卿が素敵なポジションで。最初、最高にプラトニックな素敵な関係だわ~とホワホワした気持ちになったんですが・・・・・・・・・・あのオチ。まぁ予測は出来ましたが(笑)
マイケル・ガンボンも、実体はありませんでしたが、とても存在感のある役どころで素敵でした。
あと、ジュリアの付き人?で良き理解者でもあるエヴィを演じたジュリエット・スティーヴンソン。地味ですが、いい感じの役を演じてましたね~。こうゆう人が傍に居たらいいのになぁ~な役柄でした。

これ、2005年のアカデミー賞主演女優賞にノミネートされてたんですね~。え?今頃日本に??

公式HP--→ http://www.alcine-terran.com/kareinaru/


インビジブル2 [映画[2007]]

出演:クリスチャンスレーターピーター・ファシネリ、ローラ・レーガン、デヴィッド・マキルレース他

監督:クラウディオ・ファエ

原題:HOLLOW MAN 2                               2006年 アメリカ


何故か評価があまりよろしくない?1作目。壮絶にエグい映像とエロい展開で楽しかったんですが・・・・・バーホーベン監督、今回は製作総指揮にまわってるんですね。

前作の設定から数年後?前回極秘に進められていた軍事目的の開発研究が、やっと実用化されつつある、という設定です。

国防総省の人間透明化計画の最終段階として、選ばれた数名の被験者に透明化剤が投与される。がしかし、研究はいま一歩のところまできているものの、強固な副作用が見つかり難航していた。
そんな中、被験者の一人で軍の特殊部隊出身のグリフィンが逃亡する。彼は透明化後軍の極秘任務に携わっていたのだが、彼の副作用を抑える緩和剤が軍の上層部の意向で故意に投与されていなかったことを知り、緩和剤奪取をもくろみ、ついでに軍への復讐を画策するのであった。

まず手始めに、彼の担当科学者であるヴィリアーズ博士がパーティの最中惨殺される。
捜査を担当した所轄刑事のフランクは、事件の異様さに捜査意欲を掻き立てられ、積極的に係わろうとするのだが、軍がしゃしゃり出てきたために捜査から外されることになってしまう。
くすぶる気持ちを抱えて、与えられた新たな仕事である次の標的とされる人物の警護にまわるのだが・・・



前作は、自身の才能に溺れて狂気にはしった科学者が透明化して暴走しましたが、今回は自分が積極的に望まないのに、軍事作戦の失敗の責任をとるという形で透明化に協力させられるという設定なので、透明人間に対して同情の念も覚えてしまいます。
それに鍵を握る女性科学者というのが、彼の透明化作戦に係わっていたにもかかわらず、副作用を緩和する物質を見つけちゃったことで、強引にチームから外されて更に解雇までされてしまい、グリフィンの窮状に関しては何の責任もない(もちろん、そのことをグリフィンは知らない)、ということで更に複雑になってしまう。
そして、首を突っ込む形の刑事も、純粋な気持ちから捜査に加わるので、下心があったわけでもなく、悪者は一貫して軍の上層部&研究施設のこれまた上層部。
なので、善と悪の区分けがはっきりついてるので、観やすいといえば観やすい。

今回は、前作とは違い研究所内だけでの惨劇ではなく、透明人間が街にもぐり込むんです。
でも別に無差別に殺しまくるわけではなく、ちゃんとターゲット及び自分の行動を邪魔するものに限定して殺しているので、そこら辺の気のふれた異常殺人者とは一線を画すわけでして。
でもまぁ恨みを持って暴走するのも当たり前ですね。だって、実験台にされてそしてモルモットのように見捨てられようとしていたんだもんね。
軍の特殊部隊って暗殺も請け負っているのでしょうか?あら?そっちがメインのお仕事なのかな?体力勝負~!ってイメージなんですが(笑)。最初の博士を殺害するシーンなんて、まるでスパイ映画の暗殺みたいでしたよ。道具のチョイスとかが。

とにかくクリスチャン・スレーターがすごい。前半などほとんど声だけでの演技なのですが、これがまた迫力満点でして。さすがです。姿もほとんど見えないのに、声だけで存在感を発揮していました。

今回はエリザベス・シューが出ていないので、というわけでもないが、お色気シーンはほとんど無し。(あ、前回もエリザベス本人は脱いでませんでしたねぇ。)
主人公ともいえる女性科学者のマギー博士は、とってもスレンダーな女性ですし。最初のパーティーシーンでポロっと垣間見れるくらいでしょうか?あ、あとティーンエイジャーがなんかしてたなぁ・・。


前作は、ケヴィン・ベーコンが怪演してハチャメチャな程恐怖度&パニック度が満点でしたが、今回はちょっとヒューマンドラマ的な展開でしたね。怖さでいうと前作の方が怖かったですが、今作の方はリアリティがあってよかったかも。

フランクって・・・・・注射打っちゃったよね?これって・・・フランクで続くの??

公式HP--→ http://www.sonypictures.jp/movies/hollowman2/index.html


jackass number two [映画[2007]]

出演:ジョニー・ノックスヴィル、バム・マージェラ、スティーヴォー、クリス・ポンティアス、ライアン・ダン他

監督:ジェフ・トレメイン

原題:jackass number two                       2006年 アメリカ

ようやくわが町にも『ジャッカス ナンバー2』の上映がやってきました~~~~~~っ!!!!!
もう、さいこ~~~~~~~ぉ!!!!!!!

内容は、云わずとも知れたジャッカス・メンバーによる、おバカチャレンジ集です。
コピーにあるように、前回よりもウ○コの量もバカさ加減も大幅アップ↑アップ↑で、すごいです。
もう、感激です!!!!!
ちなみに、【number two】には(幼児の)うんち、大便という意味もあるそうです。

チャレンジの数々を挙げてみると、前方にある局部を利用したモノとか、後方にある局部を利用したモノとか・・・・・うっ・・・書けないじゃん。
まぁ下ネタ系ばかりではなく、お決まりの特殊ジジババメイクネタ(withスパイクジョーンズ)とか、障害物スケボーネタとか、水モノネタとか、盛り沢山です。
ウ○コ担当とか、痛いの担当とか、それぞれがそれぞれの特性を活かして究極のスタントに挑戦しているんです。

ところで、この作品に対する映倫の評価は・・・
『今までに類を見ない劣悪な映画で、悪趣味をはるかに超えた反社会性が見られる』
ですって。見事にこの作品のすべてを短文で言い表しているのですが、一つ忘れていることが・・・。これは命がけのドキュメンタリーなんですっ!!!見方を変えれば、きっと違う評価になるはず・・・・はないか。


チケット購入時に、なにやら茶色いものを渡されてるなーと思ったら、『げろ』袋だった(笑)
(でもこのゲロ袋、内側にビニール袋が重ねられてないから、役に立たないぞ)


ジョニー・ノックスヴィルって最高~♪
バムは・・・ちょっと肉付いてきてない?ちょっとヤバめ??でも、相変わらず素敵~~~~♪
今回もトニー・ホークほんのちょこっと出てたし、それだけでもう大満足です。

捨て身のスティーヴォーが挑んだ『人間ルアー』が観ていてすっごい痛かった~。だって、太い釣り針をほっぺたに貫通させちゃうんですよ?そんでもってハンマーヘッドとかアオザメとかがうようよいるメキシコ湾に華麗に飛び込んじゃうし。しかもあと少しで実際に『釣れ』そうになってたし(笑)
アオザメへの危機一髪キックがすごかったです。
スティーヴォーは『痛い』担当なので、あの「目玉にヒル」も彼なんですよね~。あれもキツかった~。


R指定が付いているからなのでしょう、レイトショーのみでの上映なのが哀しいです。しかもロングランは見込めない作品ですので、あと何回観ることができるのだろうか・・・・・
これ、映画の上映では珍しく、まるで小学1年生にでも言い聞かせるがごとく、上映前の諸注意事項伝達?みたいなものがありました。でも、、、よく聴こえなかったんですよね~。(意味ないじゃん)


・・・・・楽しすぎると終わる時が辛いよね。もう終わっちゃうんだ~って、寂しい気分になってしまう。そこらへんのフォローの意味でか、エンドロールは本編(?)に重ねてのクレジットになってました(劇場版1作目もそうだった?)。なので最後の最後まで、ジャッカスを楽しむことができます。(クレジットの場面に『ルーク・ウィルソン』が出てたみたいですが・・・見のがしてしまった・・・。これはもう一度観ないとね。)

公式HP--→ http://jackass.paramount.jp/

*積極的におすすめは出来ませんが、酷い2日酔いで気分が優れない時とか、シリアスにとことん落ち込んでいる時など、一気に悩みを解消してくれる即効性が期待できますので、そのような時には是非っ!!どうぞ♪(ほら、気分が悪い時って、吐いちゃえば良くなるでしょ?)


DOA デッド・オア・アライブ [映画[2007]]

出演:ジェイミー・プレスリー、ホリー・ヴァランス、サラ・カーター、デヴォン青木、ケイン・コスギ他

監督:コーリー・ユン

原題:DOA:Dead or Alive                2006年 アメリカ、ドイツ、イギリス


人気ゲームソフトの実写化作品。

年に一度、南海の孤島で開催される『DOA』。世界各国から選ばれし猛者たちが、真のファイター世界一の座を争う大会。主催するのは科学者のドノヴァン。開催の目的は不明である。
武器の使用は不可で、己の肉体能力のみで戦いに臨む。

今回初めてDOAに招待された忍者村(?)の王女かすみ。彼女は、昨年この大会に参加したのを最後に消息を絶った兄を捜すために、意を決し会場にやってくる。直接ドノヴァンに問いただすも、彼は『試合で亡くなった』というばかりで詳細は教えてくれない。彼の言葉の裏に秘密を嗅ぎつけたかすみは、彼女を追って大会に参加した兄の友人で忍びのハヤブサと共に、真相を探り出そうとする・・・・

かすみ同様DOAに参加していた、女泥棒のクリスティーや彼女を頼ってやってきたマックスプロレスのチャンピオンのティナ親子やDOAの生みの親の一人娘エレナをも巻き込み、壮絶なバトルが始まる・・・・・


観るものの期待を裏切らない、超B級アクション大作です。もう、これはスゴイ。ネオ・ジャパネスク??

あ、見知った顔が・・・と思ったら、ケイン・コスギだった。もうちょ~っと垢抜けたキャラでも良かった気がするが・・・でも従順な雰囲気は醸し出していたし、設定にぴったりってことなのでしょうか?これが彼のハリウッド・デビュー作とのことですが、あれ?彼ってアメリカ版のウルトラマン(TV)に主演してませんでした??あ、あれはハリウッドではないか。
とにかく、彼のアクションは本物だし、その他の出演者たちもどうみても本物にしか見えないアクションだったし、見ごたえがあります。

特にクリスティーが、ホテルの部屋に踏み込んできた捜査員の手をかわす場面は、ものすごく絶妙~♪ブラと銃の使い方がすごくスタイリッシュです。
見えそうで見えない・・・・・・・殿方にはちょっとキツイ場面ですが、そのチラ見せ加減が堪らないかも(笑)

デヴォン青木。抜群のプロポーションを活かした、かっこいいファイト・シーンを演じていました。いつもの不満がたっぷりありそうな表情が、今回の役柄&衣装にすっきりと合っててパーフェクト!

運だけで生き抜いてるようなクリスティーの泥棒パートナー、マックスを演じたマシュー・マースデン。彼はアナコンダ2でもいけ好かないヤツを演じてましたが、これでも・・・(笑)いけ好かないまではいかないまでも、軽い男を軽妙に演じてました~。でもね、かっこいいんですよね。まぁそれは、ブラックホーク・ダウンに出演していたという経歴からもはっきりとしているのですが(リドリーって、いい男発掘の目が鋭い!)。

研究所の青臭い研究員ウェザービー役のスティーヴ・ハウイーが、キャラにはまってて面白かったです。ナイスキャラですね。
ドノヴァン、くしゃみをした後のリチャード・ギア?それとも往年のロック・スター?っぽい第一印象なんですが、実は彼、ジュリア・ロバーツの実兄だそうです。全然似てませんね。

とにかく、このゲームの内容を全く知らなくても(私も!)充分楽しめるこの単純明快な設定&アクションの完成度の高さ&最終的に悪がやられて、尚且つセクシー美女軍団の華麗なパフォーマンスも満喫できるので、スカっとしたい気分の時におすすめです。
このような作品を観た後って、自分も強くなったような錯覚に陥っちゃうものですが・・・・・きっとどこかの関節を痛めるか、筋肉を傷めるか、とにかく良い結果にはなりそうもないので、無茶はしないようにしなきゃ。

公式HP--→ http://www.doa-movie.jp/


惑星ソラリス [映画[2007]]

出演:ナターリア・ボンダルチュク、ドナタス・バニオニス、ユーリ・ヤルヴェット他

監督:アンドレイ・タルコフスキー

原題:SOLARIS                          1972年 ソ連

惑星探査のプロジェクトにはらむ未知の危機を描いた秀逸な作品。

調査のために未知なる惑星ソラリスの軌道上に打ち上げられていた宇宙ステーションから、気になる調査結果が届いた。が、一概に信じられる類の報告ではなかった為更なる調査を続けようとしたのだが、ステーションからの交信が途絶えてしまったために暗礁に乗り上げてしまう。
事の真意を確かめるため、心理学者のクリスに白羽の矢が立てられ、彼は単身宇宙船に乗り込み、ソラリスに向け旅立つ。

宇宙ステーションの遥か下方には、一面の海が広がっていた。しかしそれは、見るものの記憶を吸収しイメージを増幅させる、知性を持った生命体 『生きた』海だった。
彼が宇宙ステーションに到着したとき、乗組員は3人残っているはずだった。だが、彼の親友は謎のビデオを残し自殺していたし、残る2人の科学者の言動も尋常ではない様子だ。
クリスはなんとか真相を突き止めようとするが、その彼にも幻想の海は影響を及ぼしはじめる。

彼の記憶の奥底に眠る哀しい記憶を呼び覚まし、幻影を見せては彼を惑わし続ける。
そして最後に彼が見たものは・・・・・

 


ソダーバーグ版の『ソラリス』も観ていないので、どういう内容なのかわからぬままの観賞。
観てる最中は、2時間40分はつらいぞ~~まだか~~(泣)とか、静止画面の長映しはやめてください~~って状態だったんですが、観終わってみると・・・・・なかなか残る作品ですねぇ。

でもね、ストーリーは難解も難解。まず第一に登場人物の特定が難しい。(俳優に馴染みがないからだと思われる) 各キャラの説明の場面があるわけでもないですから。それに、意味の無い(本当はあるのでしょうけど)シーンの長映し。これが辛かった~。

近未来都市として、東京の首都高の映像が長々と流されるのですが・・・まったくもって意味がわかりませんでした。なぜその人物が突然日本にいなきゃいけないのか?とかいうのは全て無視です(笑)ちょっと前までソ連国内に居たはずなのに(笑)帰路についたら日本の高速走ってました~みたいな。
そもそも、日本っていうのも完全無視だもん。ならば日本語の看板を映さないように修正するとかさ、いろいろ方法はあっただろうに(笑)

ポーランドの作家、スタニスワク・レム作『ソラリスの陽のもとに』をベースに作られてます。
原作とは名ばかりで、設定やなにやらを大幅に変更してしまったらしく、原作者と監督の間で大きな喧嘩に発展してしまったそうです。


これを上映しているミニ・シアターは、自宅から徒歩圏内にあるのでなにかと重宝していたのですが、なんか今年度いっぱいで(3月31日)閉館するみたいなんです。なかなか他では上映してそうもないような素敵な作品を《たまに》上映してくれてたので、観賞作品の幅が広がってよかったのに。残念です。
確かに、テレビ局の試写室みたいな雰囲気のこじんまり~とした映画館だったんですけどね。椅子も長時間座るには適してないものだったし。あまり積極的に宣伝をしないせいか、確かにお客は少なかったと思うのですが・・・・・

関係ないですが・・・・ソラリス・・・最後の『S』を抜かしたら・・・『SOLARI』・・・ソラーリ!!!
 

KADOKAWA世界名作シネマ全集〈第6巻〉SF映画の傑作―「猿の惑星」「惑星ソラリス」

KADOKAWA世界名作シネマ全集〈第6巻〉SF映画の傑作―「猿の惑星」「惑星ソラリス」

  • 作者: 品田 雄吉, 原 正人
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 大型本
 


リトル・ミス・サンシャイン [映画[2007]]

出演:アビゲイル・ブレスリン、グレッグ・キニア、ポール・ダノ、アラン・アーキン、トニ・コレット、スティーヴ・カレル他

監督:ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス

原題:LITTLE MISS SUNSHINE                        2006年 アメリカ

今にも壊れてしまいそうな家族が、娘のミスコン出場によって強い絆を取り戻すお話。


アリゾナに住む、ちょっぴり幼児体型でビン底のようなメガネをかけてる9歳の少女オリーブの夢は、将来ミスコンで優勝すること。今日もビデオでミスコンのチェックに余念が無い。選ばれた時の感激の表情を真似しては、夢の世界に浸ってる。
そんな彼女の家族は、とにかく『勝ち組』にこだわり過ぎるぐらいこだわってるお父さんと、料理が苦手なお母さん、歳のわりにやんちゃ(過ぎる)なおじいちゃんと、ニーチェに倣い『沈黙の誓い』をたてて日々鍛錬に励むお兄ちゃん、そして新しく加わった伯父さん。この伯父さんはママのお兄さんで、最近恋愛関係のもつれから自殺未遂を起こし仕事をクビになったため、一時的にオリーブの家で面倒をみることになったのだ。ちなみにゲイ。

そんな一家が、そろって旅に出ることになります。
『リトル・ミス・サンシャイン』(美少女)コンテストの地区予選優勝者が失格になり、急遽準優勝だったオリーブに決勝進出のチャンスが舞い込んできたのです。
決勝はカリフォルニアで行われるが、飛行機で行かせるほど経済的な余裕は無い。車で行くにもお母さんはマニュアル車の運転は無理とのたまう。そのうえ、高校生のドウェーンと自殺未遂直後のフランク伯父を置き去りにして出かけるわけにはいかず、結局家族全員でミニバスに乗り込んで出かけることになりました。

ただでさえギクシャクな家族が、せまい車の中でせめぎあい、ついでに車もぶっ壊れて、前途多難な旅は始まった・・・・
彼らは無事カリフォルニアに到着することができるのか??オリーブのミスコンの結果は・・・?


じいさん、さいこ~!!
実はじいさんは元全米チャンピオンで、踊りはプロフェッショナル。だから、他の出場者たちが驚くようなスゴイ踊りをかますのね!・・・・・・と、そこまで(勝手に)ストーリーを予測したのですが・・・なんとまぁ(笑)きっと草葉の陰で(車のトランクで?)ほくそえんでることでしょう。あ、もうこのときには葬儀屋に引き取ってもらった後かな。

このバラバラな家族、もうすっごく最高です!!
自説に酔いきっていて、自分の状況を冷静に把握することが出来ないお父さんとか、どこにでもいるでしょ?しかも、自分の考えを周りに押しつけまくってるし。
おじいさんも、一番マトモでなければならない年齢にもかかわらず、ヘロイン吸引でハイになって言動にブレーキが利かなくなってるし。

この中で一番マトモなのは、フランク伯父ではないでしょうか?ゲイだけどさ(笑)

それにしても、コドモのミスコンって、どうなんでしょう??なんかビミョーなものを感じません?だって、顔はコテコテにメイクされて大人なのに、身体は完璧にコドモ。しかも4頭身くらいの。なんかアンバランスですよね。
しかも、あの車の塗装でもしてるかのような吹きつけ?メイク方法!!あれで肌のキメを均一化しているのでしょうか?すっげ~~~。


息子ドウェーン役の男の子、ガエル君主演の問題作『キング 罪の王』でも、ヘンな男の子を熱演してました。なんかフツーじゃない、爆発寸前のものを抱えているティーンエイジャーの役が巧いのかもしれないですね(そう書いてあったし)。

オリーブ役のアビゲイル・ブレスリンは、超ダサダサな役がはまり役だったのに、本人むちゃくちゃ可愛いなぁ~。

スティーヴ・カレルって、『40歳の童貞男』のですよね?あぁ、あれ観るチャンスあったのに、観れなかったんです。なので早い所DVD借りて観なきゃ。

この監督さんは、ミュージック・ビデオを沢山手がけてるらしく、その中にはweezerのも入ってるみたいです。(The Good LifeのPV)(weezerの“ビデオ・キャプチャー・ディヴァイス”を確認していて気づいたんですが・・・スパイク・ジョーンズが監督してるPVが異様に多いなぁ)

もう、この家族の空回り具合に、最初から最後まで笑いすぎて涙が出てしまいました。

公式HP--→ http://movies.foxjapan.com/lms/  音量に注意!


モンスターハウス [映画[2007]]

声:ミッチェル・ムッソ、サム・ラーナー、スペンサーロックスティーヴ・ブシェミ、マギー・ギレンホール他

監督:ギル・ケナン
製作総指揮:ロバート・ゼメキス、スティーヴン・スピルバーグ、ジェイソン・クラーク

原題:MONSTER HOUSE                             2006年 アメリカ

どこの町にでも必ずある『怖い家』。外見も雰囲気も、もちろん住人も怖い。そんな家に隠された真のストーリーを、ド素人探偵の3人組が追及してゆきます。

DJは、今日もお向かいのネバークラッカーさんの家の監視に余念が無い。
ネバークラッカーさんはとってもとーっても気難しいおじいさん。古くて今にも壊れてしまいそうなボロ屋敷にひとりで住んでいます。はるか昔に奥さんがいたらしいけど、彼はその奥さんを肥らせて食べてしまった!という噂まで実しやかにささやかれてます。
その彼は、誰であろうと自分の家に近づくものには容赦はありません。彼の敷地に一歩でも足を踏み入れたら、もう終わりなのです。彼は彼の家に近づくものを、極端に警戒しているのです。
もちろん、彼の敷地に入ったものは何であれ有無を言わさず彼のもの。返してもらえる見込みはゼロです。

そんなある日、DJはいつものように親友のチャウダーと庭で遊んでいた。が、まぬけなチャウダーが見せびらかすために持ってきたバスケットボールを、誤ってネバークラッカーさんの庭に転がしてしまったのです。どうしても諦めることの出来ないチャウダーに頼み込まれて、仕方なくそろりそろ~りとボールを取りにゆくDJ・・・・・・・・あと一歩という所で、案の定ネバークラッカーの登場。彼はDJに詰め寄りますが、急激に怒ってしまったためにか、彼は心臓発作で倒れてしまう。
大慌てで救急車を呼ぶも、ピクリともしないじいさんと、サイレンを鳴らさずに走り去ってゆく救急車を見て、DJは自分が殺してしまったと自責の念にかられます。

そしてその夜、DJの元に不気味な電話がかかってきます。いたずらの仕返しをしてやろうと、かかってきた電話に掛けなおすと・・・・・どうでしょう?誰も居ないはずのネバークラッカーの家から電話の鳴る音が・・・・・・
真相を確かめようと、チャウダーと2人勇気を振り絞りネバークラッカーの家に行くのだが・・・・・


シャーロット・・に引き続き、再度アニメの吹き替えで登場のスティーヴ・ブシェミ。
シャーロットのネズミはばっちり彼と認識できたのですが、これは・・・なんというか絵に圧倒されてしまい、ブシェミの声と意識して観るのを忘れてしまったというか・・・。んむむ・・残念であります。2回も観たのに・・・(はい。アホです)

登場人物がとっても少ないし、短い時間の中で物語が進行するために、ストーリーをつかみやすく、とても観やすい作品だったと思うのです。が、なんというか中途半端にリアルな絵がなんとも・・・(笑)

このキャラクター設定は、おみごとです。顔と性格がピッタリマッチしてました。
もう、チャウダー・・・・・・・あんた最高にバカでマヌケで面白い。友達にも息子にも欲しくないけど、クラスにいたらきっと皆を楽しませてくれそうなタイプ。でも、ちょっと邪魔かも(笑)
それから、ボールは自分で取りに行きなさい。

スカル・・・・・超天才ゲーマー(?)という設定の彼、もうしぐさの一つ一つがめちゃリアル(笑)
声はなんと『ナポレオン・ダイナマイト』のジョン・ヘダーがあててるのですが、、、ちょっぴりの出番なのにスゴイインパクト(そりゃぁあの体型と顔じゃぁインパクト大きいって)。でも、実物の彼ってなかなかかっこいいのよね~。早い所『バス男』観なきゃ。

他にも声の出演者たち、美形ぞろいなんですよ。
三輪車の女の子を演じたライアン・ニューマン。8歳?9歳??いや違うよ、絶対違う。ってくらいオドロキの美少女です。目元なんて、いっぱしの大人も顔負けの色気ですよ?!
DJを演じたミッチェル・ムッソも、チャウダーを演じたサム・ラーナーも、二人とも美少年~。


オープニングの天真爛漫少女の♪らんらら~ら~、らら~らら~♪なお歌がとっても可愛らしくって、好きです。

公式HP--→ http://www.sonypictures.jp/movies/monsterhouse/


マリー・アントワネット [映画[2007]]

出演:キルスティン・ダンスト、ジェイソン・シュワルツマン、アーシア・アルジェント、リップ・トーン他

監督:ソフィア・コッポラ

原題:Marie Antoinette                   2006年 アメリカフランス・日本合作

マリー・アントワネットの生涯をポップに綴った作品。

物語はマリー・アントワネットのお輿入れの日から始まる。
オーストリアとフランスの国境でフランス側に引き渡され、それまでの一切を捨てきって婚姻に臨むマリー・アントワネットは、その時弱冠14歳だった。家族にも、友人にも、愛犬にも別れを告げ、更には身に着けていたものも全て脱がされ、フランス側が用意した衣装に着替えさせられて国境をまたぎます。

全てを捨てて婚約者ルイ・オーギュストの元へたどり着くのですが、これが不甲斐無い男子でして。興味があることといえば錠前作りと狩りのみ。マリー・アントワネットより2歳年上でしたが、全然コドモ。結婚しても、当時王位継承者として一番重要とされていた責務(お世継ぎ問題)を一向に果たそうとしない彼に、マリー・アントワネットは不安&不満を募らせてゆく・・・・・


ポップでビビッドな色がスパークしてますねぇ♪色使いがとってもキュートです。ロマンティックなフリルに縁取られた世界がまぶしい~~ぃ♪出てくるお子ちゃま達も、砂糖菓子のようにきゃわゆ~い♪お人形さんみたいでした。

オープニングのポップなノリがずっと続くのかな?と思いきや、そうでもなかったのはちょっと残念ですが、全体的にいい感じだったと思います。まぁ、壮大な歴史が背景ですから、みっちり作るとなると、上映時間がとんでもないことになってしまいますもんね。
マリー・アントワネットをひとりの女性として等身大に投影していて、彼女の悩みや苦しみが簡潔に綴られていたと思います。(フェルゼンとの関係には、それほど劇的なモノがなかった気が・・・。今回のフェルゼンは単なる女好きの軽い男に見えてしまいました)
処刑されても仕方ないような目に余る所業をしていた彼女ですが、なにも彼女一人に罪を擦り付けなくてもね~。きっとほんの些細な行き違いから、このようなことになってしまったのでしょう。
それにしても、、、宮廷での生活はさぞや息詰まる心地でしょう。くだらないしきたりに左右され、着替えもままならないし(あれじゃぁ風邪ひいちゃうよ)、プライバシーという概念は無かったのでしょうね。その上、あの夫じゃぁねぇ~・・・(笑)

キルスティン・ダンスト。インタヴュー・ウィズ・・・の時が美しさのピークだったのか?という意地悪~な事は言っちゃダメですね。観る角度やシーンによって、すっごく可愛い時と、すっごくブチャイクな時があるんですよね~。不思議な女性だ。
今回も、妙に老け顔に見える時と、かわいらしい時が同居してましたし。

ジェイソン・シュワルツマンは、相変わらずヘンですねぇ(笑)好きな俳優さんですけどね。
役柄にしても、表情(メイク)にしても、よくもまぁ毎回ダサい男ばかり限定して演じさせられてるもんだわ。本人の趣味?

アーシア・アルジェントは、ルイ15世の寵姫という妖艶な役どころを、ピッタリのイメージで演じてましたね。セリフは少なかったけど、目線使いとかしぐさがとってもインパクトがあったわ。綺麗な女性です。

リップ・トーンは、そのまんま(笑)=ルイ15世だし
シャーリー・ヘンダーソンもそのまんま(笑)=オールドミスの小姑(本当は叔母)ソフィー内親王
ダニー・ヒューストンもそのまんま(笑)=ヨーゼフ2世

フェルゼン伯爵は、ソフィア監督がめっちゃ頑張って探したという会心の『いい男』(?)を使ってます。彼はカルバン・クラインとかのモデルをしてたらしいですねぇ。今は『Sons of Jim』というバンドのメンバーらしいです。確かに、一瞬一瞬はいい男なんですが、、、、、すっきりしすぎてません?私にはちょっとパンチが足りなかったかなぁ?(と、私の嗜好はどうでもいいのですが。)

きれいなドレスの山に、山盛りの美味しそうなスウィーツ。好きなものだけに囲まれて暮らしたい・・・という、女の子の永遠のあこがれを実際にエンジョイしてしまったマリー・アントワネット。その代価で断頭台の露となってしまうのですが、なんとも潔い生き方ですよね。
戦略家であるマリア・テレジアの娘に生まれついた瞬間に、この結末は運命付けられていたのかもしれません。


私がベルばらを観ていたのは、まだ無知な少女の頃でした。なので、単純に『デュ・バリー夫人って嫌いっ』って思っちゃってたんですが・・・・・・。アーシア・アルジェントが素敵に演じてたから、ではないでしょうが、これを観て彼女に対する印象が変わった気がしますね。
セリフが少なかったのが残念だわ。もっとマリー・アン...と絡ませればよかったのにぃ。って、実際ほとんど絡んでないんだから仕方ないか。

日本でフランス革命らへんの専門家?といったら、藤本ひとみさんだと(勝手に)思うのですが・・・、解説もなんにもしてないわね・・・。この『ノリ』がお嫌いだったのでしょうかね?マリー・アントワネットに関する著作も何作かだしてるのに。

公式HP--→ http://www.ma-movie.jp/


ファースト・ディセント [映画[2007]]

出演:ショーン・ホワイト、ハンナ・テーター、テリエ・ハーコンセン、ショーン・ファーマー、ニック・ペラタ、トラビス・ライス他

監督・脚本・プロデューサー:ケヴィン・ハリソン
監督・編集・プロデューサー:ケンプ・カーリー

原題:FIRST DESCENT                         2005年 アメリカ

前人未踏の山からの初滑降(ファースト・ディセント)を成し遂げるために集まった、トップライダー5人の挑戦を描いたドキュメンタリー作品。

舞台はアラスカです。
見渡す限り、山・山・山・・・・・。
ヘリで直接山頂へ乗りつけ、そこから滑降するという、なんとも贅沢な滑りを楽しみます。

滑るのは、ショーン・ホワイト、ハンナ・テーター、テリエ・ハーコンセン、ショーン・ファーマー、ニック・ペラタ、そして途中から参加のトラビス・ライス。
各世代にまたがったヴァリエイション豊かな彼らが、究極の新雪の上を滑りぬける・・・・・


スノーボード、私がまだスキーをやってた時分(この言い回しからして、古い)は、まだまだスノーボーダーは市民権を得られておらず、スキー場でも限られたスペースかもしくは全面禁止の措置をとられており、迫害をうけている存在でした。
この作品中でも言われてますが、最初は敬遠していたスキー場関係者なども、一旦人気が出ると手のひらを返したかのようにスノーボーダーを受け入れ、逆にスキーヤーの肩身が狭くなる始末には、ちょっと疑問を覚えます。


トニー・ホーク。真面目な仕事もうけてるのね。出てるなんて思わなかった(実際、IMDbのキャスト欄にも載ってないし、スノーボーダーじゃなくスケーターだから?パンフにも名前が載ってなかった)ので、画面に彼が現れたときは顔がほころんじゃった(笑)大好きなんです、彼。
まぁね、ロード・オブ・ドッグタウンとかフツーの作品にも出てるのですが、どうしても『jackass』の悪ふざけチームの一員・・・というイメージが(笑)

これはドキュメンタリーなので、オープニングで見せ場のハシリをみせた後は、ただひたすら終盤の盛り上がりに向けての説明タイムに突入するので、辛抱が必要なのですが、こうゆうスポーツ系のドキュメンタリーならば我慢は可能です。

ショーン・ホワイト君。トリノで優勝したり、Xゲーム夏・冬両シーズンメダルゲットなど、とにかくすごい子なんですが、撮影当時は18歳?とにかく~、若い。
誰かに似てる気がするのですが・・・えーっと、気持ち悪くないカバちゃん?ではないわな。あぁゴメンナサイィィィ、冗談です(笑)ロック・ミュージシャンにも似てる人がいたような。とにかく、今どきの可愛かっこよい若者です。滑りももちろん最高だしね。

ハンナ・テーターは唯一の女性。しかもショーンと同じ歳の当時18歳?お兄さんが4人いるんですが、彼らもオリンピックの代表になるなどすごい家族です。
彼女もトリノ五輪で(ハーフパイプ)金メダルをとったみたいですね。

テリエ・ハーコンセンは、かっこいいノルウェー人です。
スノーボードに対する強いこだわりを持っているみたいで、メダルが有力視されていたのに、国と国とが争うオリンピックに出る意味を見出せず、長野五輪を辞退したり、実にまっすぐな人です。
しかも、最後の最後、皆が危険と一旦諦めた山を滑りこなすほどの腕を持つ、スゴイ人です。

ショーン・ファーマーは、めちゃくちゃ自由人。自分のやりたいこと(スノーボード)をどこまでもやり続けてきた、永遠の少年のような人です。『自分の将来設計なんて、オレの頭の中にはなかった』といってのけれるその自由な精神は、スゴイ。
この撮影直前まで消息不明だったらしいです。

ニック・ペラタは、90年代初期のスノーボードビデオでの悲劇的な転倒シーンで有名になった。
酷い怪我をおったものの、彼はそれでもスノーボードを辞めることはなく、果敢に新しい滑りにも挑戦していった人です。

トラビス・ライスは、めちゃくちゃアグレッシブ。アラスカでの撮影で雪崩に遭遇するも、適切な判断をもって乗りこなし(雪崩をよ!)、軽々と生還するという図太い神経の持ち主です。
もちろんテクニックは超一流なので、観ていて不安になることはないですが、その自由な滑りを観ていると、ちょっとハラハラしてしまう。でも、彼の滑りは観ていて気持ちがいいんです。不思議ですね。

これ、スポーツ系のドキュメンタリーによくあるように、サントラがかなりいいですよ。
Beckや、Jack JohnsonQueens Of The Stone AgeJimmy Eat WorldFoo Fightersなどなど・・・。
特に、最後の見せ場でテリエが単独ファースト・ディセントに臨んだときにかかっていたFoo Fighters『Hell』は、とてもマッチしていて良かったです。サントラの発売は・・・ないのかな?

こうゆう作品を観ていて毎回思うのですが、撮影クルーって、スゴイ。
プラス、自分もあんな風に滑れるんじゃないか?っていう幻想を抱いてしまうのですが、幸いなことに試してみたくても近場に良いコンディションのスキー場が無いので、命のともしびが危機にさらされることは無さそうです。

公式HP--→ http://www.fd-movie.jp/


スキャナー・ダークリー [映画[2007]]

出演:キアヌ・リーブス、ロバート・ダウニー・Jr.、ウッディ・ハレルソン、ウィノナ・ライダー、ロリー・コクレイン他

監督・脚色:リチャード・リンクレイター
原作:フィリップ・K・ディック『暗闇のスキャナー』(ハヤカワ文庫刊)

原題:A Scanner Darkly                           2006年 アメリカ

舞台は今から7年後のアメリカ。
『物質D』という、非常に常習性の高い&人格破壊性も高い危険なドラッグが蔓延する世界。政府は対抗策として、『ホロ・スキャナー』と呼ばれる監視装置を街のあちこちに設置し、ドラッグの供給元を暴こうと躍起になる。

ボブ・アークターは、その捜査にあたる麻薬課の覆面捜査官。
捜査官同士でもお互いの正体がバレぬよう、『スクランブル・スーツ』と呼ばれる特殊なスーツを着用し任務にあたっているので、今話している相手の素顔や声さえ、真実の姿は誰にも見えない。

ボブは、目星を付けた組織に潜入するため、自らドラッグに溺れ、巧みに中毒患者になりすまし、敵の手中へと近づいていった。が、ミイラ取りがミイラになり、裏切り裏切られ、現実と非現実の区別も難しくなってゆき・・・・・


このメンバーから察するに・・・・・実写でいくと『濃すぎる』から、しち面倒くさいアニメ被せ(ロトスコーピング)をしたのでしょうか?だって、すごいよ、このメンバー(笑)アニメでも充分濃かった(笑)
・・・って、そんなわけではないでしょうが(当たり前です)。
フィリップ・K・ディックの小説の世界感をそのまま表現しようとしてとった最善の方法なんでしょう。

とにかく難解で。ストーリーをつかむというか、流れにのるってことも出来なかったです。
置いてけぼりです。
原作を読んでればどうにかなるのかなぁ?な甘い期待も、きっと無残に打ち砕かれそうですね。だって、これ以上に難解そうだもん。

ロリー・コクレイン演ずるチャールズが、薬のやりすぎにより幻覚を見ているシーンから始まるのですが、様々な虫たちが頭やら身体やら肺やらにたかってる妄想にとりつかれるんです。で、それを洗い流そうとシャワーを浴びてるんですが・・・・・・・リズミカルにしゃっくりでもするがごとく『ひっっ!』って繰り返していたのが、ものすごく頭に残る~~~~。
それにしても、ロリー、要チェック人物だわ。CSI:マイアミに出てるらしいんですがー・・・あれ、何度か飛ばしでみたっきりで続けて観なかったのよねぇ。どこかで1シーズンからの再放送してないかなぁ。調べなきゃ。

キアヌもいい加減に濃いお顔ですが、・・あれ?ヒゲが濃いのかな??
まぁそれはよしとして、ロバート・ダウニー・Jr.にウッディ・ハレルソンですよ。
ついでにウィノナも濃ゆいし(笑)

完全に実写を塗りつぶしてるわけではなく、所々ゆらゆらと実写の画が浮き出てたりするんですよ。それがなんとも、現実と非現実の狭間にゆらめく感じを巧~く表していたように思います。が、逆に観づらいと言えなくもないので・・・・・ビミョウですね。

これは、作者自らの体験を散りばめた極めて現実に近い物語だそうです。
あれ?ソダーバーグとクルーニーの名前が出てる~。

公式HP--→ http://wwws.warnerbros.co.jp/ascannerdarkly/


ダーウィンの悪夢 [映画[2007]]

監督・構成・撮影:フーベルト・ザウパー

原題:Darwin's Nightmare             2004年 フランス=オーストリア=ベルギー

 

『ダーウィンの箱庭』と謳われたアフリカのヴィクトリア湖を中心に、進化と逆行するような不の連鎖のグローバリゼーション(?)が拡がる様子を描いたドキュメンタリーフィルム
かつては生物の多様性にあふれた湖に、運命のいたずらによって投げ込まれた数匹の外来種ナイルパーチが、元来の大食&肉食の為に、湖に生息していた在来種を食い荒らし、生態系をめちゃめちゃにしてゆく。そしてそれは湖の中だけではなく、湖に寄り添って暮らす人間達の生活も食い荒らすことに繋がってゆく。

美しい自然が、アフリカの大地に暮らす人達の生活が、先進国の傲慢さによって犠牲になり、そして崩壊してゆく様を描き出しています。


様々な賞を獲った作品です。


注意:これは空腹時や食後には不向きな作品です。jackass的な不向きではなく、まぁそうゆうシーンも無いではないが、なんともいえない不快さがただよう作品なので、注意が必要です。

これは・・・玄人ウケする作品ですね。ヨーロッパの人とか好きそうな感じです。
まぁ、撮影中は常に命の危険と隣り合わせだったのでしょうし、そこらへんに限界があったのかもしれませんが・・・。考えさせられるものはあったのですが、、、バラバラすぎて・・・
私が魚料理が嫌いだからでしょうか?身近に捉えることが出来なかった。あぁ未熟もの・・・

ナイルパーチの最大の輸出相手国はEUなのですが、日本はなんと第二位!輝かしいんだか何なんだか。
で、魚の輸出を隠れ蓑にして、様々な『悪』も暗躍してるんです。武器商人とかね。彼らの手によって運ばれた武器によって、アフリカ各地の内戦が激化し長期化する。そしてそれの犠牲になるのは、もちろんアフリカの人々。
お金が集まる所には、様々な『悪』が入りこむ。ストリートチルドレンが街にあふれ、あちこちで喧嘩や略奪などの犯罪が多発する。
そして、人と金が群がる所には、女も群がる。そして拡がるHIVの渦。
HIVは別格としても、他の原因で被害を被るのはアフリカの人たち。
秩序を失ってしまった人々には何を言っても、その声は彼らに届かない。なので、今更元に戻そうとしても無理な話なんです。
遠い国にいて、彼らの窮状を対岸の火事のように観ている私達も、そのグローバリゼーションの波にのまれる時が必ずやってくるというのに・・・・・

撮影クルーが何度か取材していた売春婦が、客に殺害されてしまった・・・というシーンがあるんですが、友人たちが悲しんでいる映像を短く流しただけなので、真実なのかどうかが疑わしく思えてしまった所が残念です。(きっと真実なんですよね。でも、あまりにも彼女たちにとって『死』というものが身近すぎて、麻痺してしまっているのでしょう。その温度差が、観る側(というか、私)にとって見えない壁になってしまったのかもしれないです)

ナイルパーチの加工工場では、『身』の部分だけをきれいに選別して商品に仕立ててるのですが、当然のこと頭だの骨だののアラが大量に出ます。それはどうするんだろう?と思ったら、(多分違法なのでしょう)こっそりとトラックに山積みにされて、どこかへ運ばれてゆきます。
行き先はだぶん内地の村。貧困にあえぐ彼らは、その余り物を再利用して、なんと商品化までしちゃってます。身を剥ぎ取って捨てられた魚にも、頭にはまだ『身』が残ってる。残骸から頭を取り分け、それを油で揚げたり焼いたりして、売るのです。
それの工程がまた強烈で・・・。魚は生鮮物ですから、当然腐敗しますよねぇ。しかもアフリカは日射条件がとてもよろしいから、バンバン腐敗が進行しちゃうんです。だから、もう・・・・・・・白くて小っちゃくてウジウジしたものがわんさか繁殖しちゃってて(調理前の段階でですよ)・・・・・しかも、再利用の際に出る最終段階の不要物が、適切に処理されずに放置されることによって腐敗してヘンなガスまで発生させちゃって、そのせいで目玉を落としてしまった人(!)とかが出てくるんですよ。
そのシーンで流れたテロップは、『アフリカの人々は、余り物を食べて生きている。』だったかなぁ?さすがにその文字の意味することは、ダイレクトに心に響きましたよ。
飢餓に苦しむ彼らのもとへやってくる人道支援物資は、確かに各国の余剰作物であったりしますもん。それプラス、魚の加工工場の余り物ですからね。

ところで、ナイルパーチという魚、ちょっと前までは『白スズキ』としてお魚コーナーに切り身として並んでいたらしいです。私は見かけたことないですけど(普段からお魚コーナーにはあまり近づかないので)今は法改正のため、『ナイルパーチ』と表記されているそうですけど。
そのほか、学校給食などでの白身魚フライやお弁当に入っている白身魚は、ナイルパーチである確率が高いみたいですね。ということは、私も何度かは口にしてるってことですよね。
なんでも、脂がのっててけっこう美味らしいんですって。


なんというか、話の展開がスムースさに欠けていたんですよね。バラバラな印象を最後まで拭えなかった(私だけかな?)。莫大な悪が後ろに絡んでるから、それを巧く描こう・暴こうと思い、収拾が付かなくなってしまったのではないかと推測。ムズカシイもんね。
ナイルパーチを水揚げしてから→加工して→飛行機で大量に輸出する。っていう本筋の流れがまっとうに流れていれば、きっと違った出来になってたのではないかと思うのですが。
なんでもいいから、とりあえず第一便だけはさっさと出しておけば良かったのに・・・
なんかただでさえ衛生状態が怪しげな加工工程なのに、これじゃかえって逆効果です。
あ・・・でも、もしかして冷凍に時間がかかってたのかもしれないし・・・・。

公式HP--→ http://www.darwin-movie.jp/


オーロラ [映画[2007]]

出演:マルゴ・シャトリエ、キャロルブーケフランソワ・ベルレアン、ニコラ・ル・リッシュ、アントニー・ムノ他

監督:ニルス・タヴェルニエ

原題:AURORE                                   2006年 フランス

昔々とある王国に、オーロラというとても美しいお姫様が暮らしていました。オーロラ姫は踊るのがとっても大好きです。でも、何故か彼女の王国では踊ることが禁じられているのです。でも、そんなことはお構いなしに、彼女は来る日も来る日も踊りまくってます。
その様子を父王は、物陰から望遠鏡で覗いて苦々しく思っておりました。

何不自由ない暮らしをしていると思っていた王様ご一家ですが、なんと王国の財政事情は火の車だったのです。今にも破産しかねない状況に、側近(悪)は姫の縁談を耳打ちします。
今まで一度も考えたことがなかったのですが、姫もそう言われればお年頃。これを機会に姫の縁談がまとまり、ついでに王国の危機も免れれば・・と、甘言に惑わされる王様。彼は側近の言いなりになり、姫の意見など無視して話を進めてゆくのです。

姫の縁談の為に、先国に贈る姫の肖像画を書かせるために、一人の貧乏そうな画家が呼ばれます。そして当然の成り行きで、お互いに惹かれあってゆく二人・・・・
愛は運命を変えることが出来るのでしょうか???


パリのオペラ座が全面協力をして作られた作品です。(パリ・オペラ座のエトワールが3人とダンサー多数出演)

どこからみても、ちょっと間延びした印象しか与えない冴えない『ニステルローイ顔』の男性ダンサー。パリ・オペラ座バレエのエトワールである『ニコラ・ル・リッシュ』が演じてるんですが、これ、彼の跳躍を先に見ていたら、完全に彼に惚れてましたね。間延びがどうのこうのなんて全然気づかぬまま、うっとり~としていたかもしれないです。いや、確実に(笑)
ひとたび踊りだすと、ダンサーって変わりますよね~。うわぁぁぁぁ・・・・忘れていたモノが・・・(笑)

彼が踊るのは物語が終盤に入ってからなんですが、さっすがプロのダンサーです。踊り以外でも一つ一つの動きがバレエだもん(笑)逃げる時の姿勢も、死体となって馬に担がれてる時も(笑)

主役のオーロラ姫には、パリ・オペラ座バレエ学校の現役生であるマルゴ・シャトリエが大抜擢で出演してるのですが、彼女16才になんて絶対に見えんぞ!!(笑)

オーロラ姫の頑固親父王は、料理の上手い刑事(トランスポーター)兼人情のかけらも持ち合わせない学校長(コーラス)のフランソワ・ベルレアンじゃないですか~。今回の役柄は、もろコーラス寄り。身近な裏切りに気づかずに、最愛の娘を不幸に導くバカ親父を熱演してます。

各国のダンスを踊るダンサーも、素敵な人がかなりいましたよ。細かくは見れなかったけどね。

あと、最大の注目は、オーロラ姫の弟王子を演じたアントニー・ムノ(Anthony Munoz)くん。これがまた美っ少年で。むちゃくちゃかわゆいですよ。無理やり成長したように見せかけたシーンでは、ちょっと不自然だったけど(笑)


バレエ作品と同じように各国の踊りが入るんですが、これまた『日本』がビミョーで(苦笑)
前後のアラブ系と東欧系?はかなり素敵だったんですが、日本だけが妙にヘン。
なんで忍者もどき?の坊主と貞子なのよぉぉぉぉぉぉ(笑)
日本(ジパンゴ)王国の王子を演じたのは、竹井豊さんというダンサーです。ご存知でしょうか?私は全然知りませんでした。
解説を見てみると、このジパンゴの踊りは『暗黒舞踏』を根底においてるみたいです。そして、竹井豊さん本人の振り付けによるものらしいですね。でも・・・・・今一番注目されてる日本の踊りが『暗黒舞踏』って・・・・具体的にどんななのでしょうね?あぁわからん。


クラシックな題材の中に、前衛的なダンスが散りばめられていて、そのアンバランスさが程よくマッチしていて良かったと思います。

公式HP--→ http://www.aurore.jp/


こま撮りえいが こまねこ [映画[2007]]

声:瀧澤京香、若林航平、小林道孝、阪脩、坂野真理、二木静美、辻凛太郎 他

監督:合田経郎                              2006年 日本

考えただけでも気がふ~ぅっ・・・となってしまうような、手間ひまかけまくり『こま撮り人形アニメーション』です。ほのぼの~とした雰囲気に、癒されます。5つの物語が紡がれています。

『はじめのいっぽ』・・・こまちゃんが、こま撮り映画を作る物語。次から次に難題がこまちゃんに襲いかかります。果たして無事映画を完成させることができるのか?

カメラのれんしゅう』・・・8ミリカメラで野原を撮影するこまちゃん。被写体に夢中になるあまり、さまざまな危険に・・・。が、こまちゃんは全然気づかず撮影を続行!

『こまとラジボー』・・・こまちゃんの家の壊れたラジオを修理にやってきたラジパパとラジボー。内気なんだけどとんでもなく強情っぱりなラジボーが、こまちゃんの大事にしていた人形を・・・

『ラジボーのたたかい』・・・ラジボーが飛行機のラジコンで鳥と戦います。何度挑戦しても、鳥に負けてばかりのラジボー。あの手この手で鳥を負かそうと作戦を練りますが・・・

『ほんとうのともだち』・・・ピクニックにやってきたこまちゃんは、そこで雪男に遭遇します。驚かされてびっくりしたこまちゃんは家に逃げ帰りますが、おじいはこまちゃんの話を信じてくれません。むきになったこまちゃんは、次の日から毎日雪男に会うためにピクニックにでかけるのですが・・・

 


声優さん、ちゃんとした人間語のセリフがあるわけではないので、大変だったろうな~と。『にゃ~』とか『う゛~~』とかで、全てのセリフ&感情を賄ってます(笑)

声優さんもさることながら、その工程を考えただけでも気が遠くなってしまうような過酷な作業をこなしきった制作陣には、ははは~~・・・と、頭が下がるおもいです。
特にピクニックでの敷物をバサッっと広げるシーンはと~っても見事。あれはすごいです。

こま撮り映画のなかで、さらに主人公がこま撮りをする・・・という、ロシア入れ子型人形ばりのストーリー。制作陣の苦労おこぼれ話的展開で、ほのぼのとした世界が広がってゆきます。
時間は1時間きっかりと短めなのですが(工程を考えるとそれでも長い方)、まったりとした映画だけに睡魔が忍び寄る危険性が大いにあります(笑)

エンディング・テーマをうたうのは、クレモンティーヌの娘さん、Solita(ソリタ)さん。14歳とは思えない、とっても色っぽいお嬢さんです。パリっ娘は違うねぇ~♪まったりとした映画に、まったりとしたフレンチの響きがマッチしきってます。ぉお~、作詞も担当してるみたいですね。

観ていて全然気がつかなかったですが、この主人公のこまちゃんは女の子だったんですね。
手芸好きでおままごと好きって設定から、なんで結び付けられなかったのか甚だ疑問ですが(笑)、動作や何やらがやけに少年っぽくて(笑)

イエティ(?)が、もう最高でした~ぁ。あの表情!うつろな眼!!もう・・・最高っ!!!イエティグッズ、欲しいなぁ・・・・・。

なんか質感などに見覚えがあるなぁ~・・・と思ったら、NHKのどーもくんを作った人みたいですね。

公式HP--→ http://www.komaneko.com/feature/


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